第3話 違和感
「さぁ〜て!やっと冒険できるぞぉ〜!」
以前試しに来た、始まりの街へ
…フッ…
街へワープした主人公
「えっ?あれっ?」
始まりの街ファストは廃墟と化していた。
「なんで?街が…廃墟に…」
(何が起こったんだ?1000年の時間送りのせいか?)
ガラガラ!
「はっ!なんだ!」
カエルのようなモンスターが何かをしている。
(モ…モンスターだ!)
「何が起こったのかは分からないが、まずはモンスター退治だ!」
両手を前に出し、集中すると剣が出てくる、
「創世力!」
(闘技場で1000年も鍛えたんだ!こんなモンスター楽勝!)
「とうりゃ!」
グサッ!
カエルのようなモンスターは光となり消えていく。
「へへっ」
ズシン!…ズシン!
「えっ?」
後ろにデカイ恐竜のようなモンスターが迫っていた。
(こんなの設定した覚えねぇぞ!)
「うわっ!危ねぇっ!」
(なんなんだ!オレの設定とはちがってる!)
「くっそぉ〜!コノヤロー!」
キキンっ!剣が弾かれる。
(どぉしたら…よし!魔法なら)
「炎の魔法ファイヤーランス!」
魔法がモンスターを貫く。
「グギャァァ」
「やった!」
魔法には地、水、火、空と光、闇、召喚の七つの魔法がある。
(ふぅ…倒せたか…しかし、こんな設定はした覚えがない…なんでこんなモンスターが…少し確認する必要があるな…)
「スキルの創世力はちゃんとあるし…戦闘用スキルもあるし、モンスターはなんとかなるか…」