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異世界創世物語  作者: T-28
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第1話 異世界が無いなら自分で作ればいい♪

いつもと変わらぬ日常…

いつものように仕事をして、いつものように家に帰り、いつものようにネットで動画を見る毎日…何も変わらない日常に…

「このまま平々凡々な人生を歩んで行くんかなぁ…」

仕事の帰りに街中を歩きながら、ふと出た独り言…

この主人公の名前は『伊達』ごくごく普通な人生を送っていた。

フッ……

周りの景色が一瞬真つっ白になった気がした…

「ん?なんだ?めまい?」

体は何ともない、しかし周りにあった人の気配が全て消えた…

「え?なっなんだ?何で誰もいなくなっちゃったんだ?」る

(どぉいう事だろう?電気は点いてるのに、人がいない…)

周りの景色は普段と変わらないが、人や動物が全て消えてしまっている。

(これってリアル?夢?めまいをおこして気絶して夢オチってとこか?)

……

(とにかく人を探そう!こんなアニメみたいな事があるはずが無い!)

小走りに店の中などに入ってみるが、やはり人はいない…

『なん…で?』

(これってヤバくないか?ホントに人がいない!これからどうすりゃいいんだ…)

『マジか…でも…』

(これって何してもいいって事なんじゃないか?いや…そんな単純な事じゃない…)

『それにしても…1人って…せめて女性の1人くらいいないと…恋愛すらできないだろ…』

(とっ…とにかく家に帰ろう…落ち着いたら考えよう…目が覚めたら夢オチなんてな♪)

家に帰りリアリティーが増した!

ごく普通の家に生まれた伊達は…家族の人数分の料理が用意してある。

(ふう…メシは確保…かな)

『あ〜ぁ…何だよ!コレって何の冗談だょ…』

(とにかく寝よう…現状に頭がついていかんわ…)

ZZZ…

翌朝、いつもの日常と変わらぬような日常の景色…ただし…やはり人はいない…

「どぉすっかなぁ〜…何すりゃいいんだろ…」

空を見上げても変化はない。

ふっ…また周りが白くなる…

(またコレだ!原因はコレ…一体何だ?今度は何が起こるんだ?)

「うわぁ〜」

つい声をあげてしまう、それもそのはず!

街が消えていく…

周りが真っ白になったまま意識はしっかりとある。

どこからか声が聞こえる…

「……伊達…伊達…」

「誰だ!一体コレはなんた!」

「世界を…作り直す…」

「はっ?それって…どういう事?」

(一体…一体何だ?何を言ってるんだ?どこから聞こえるんだ?)

「伊達…お前の好きなように世界を作ってみろ!」

「作り直すってオレがかぁーーー?」

(何だ何だコレは…ホントにリアルなんか?…オレが世界を作る?それって神になれって事か?)

「オ…オレが神様になるって事なのか?お前は一体何だ?声だけじゃなく姿を見せろ!」

……返事はない…

周りの景色だけじゃなく、地面も白くなり体が空中に浮くような感覚

フワフワしたような感覚だけがある…徐々に空も白くなり、真っ白な空間に1人浮いている。

「うーん…」

(世界を作る?どうすりゃいいんだ?今までの世界はどうなったんだ?消された…そう考えるのが妥当か…世界を作る権利がオレに与えられた…コレって凄い事だよな)

「よし!こりゃぁ夢だ!夢!夢!夢ならオレの好きなように世界を作ってやる!」

コレが物語の始まりである。

白い空間で聞こえた声は一体何だったのか、ホントに夢オチなのだろうか?

「よぉし!…って具体的にどぉすりゃいいんだろ…頭で思い浮かべてみたらどぉかな?」

(まずは周りの景色をっと!)

辺りに草原が広がる、山も無く、木も無く、ただ草原が広がっている。

(へぇ〜♪頭に浮かべればいいんだな♪そりゃそうだ!夢なんだから!)

少しづつ世界が構築されていく。

「へへっ♪いい夢だなぁ♪こうなりゃ趣味に走りまくってやるぞ〜」

(ん〜…やっぱりこんな感じだよなぁ〜…あっ!アレも必要だなぁ〜♪)

「やっぱファンタジーだよなぁ〜魔法とかエルフとか!」

そして…世界の構築が終わる…

だが……

「あれ?オレが神って事は…この世界を楽しめないんじゃ…自分の作った世界を冒険してみたいよなぁ〜…でも序盤からレベル1の状態かぁ…基礎能力を全てMAXにして…レベルは99…なんかチートみてぇだけど、オレが作った世界でオレが神…まっいっか♪」

(でも…平和な世界じゃつまんないな…悪役もいないとな…)

伊達が作った世界はまさに異世界そのもの、アニメやゲームが趣味の伊達が趣味全開で作った世界…そして…今、このできたばかりの異世界に混乱が訪れる。

「さぁ〜てっと!この世界を探検してみるか〜!楽しみぃ〜♪」

(この世界にはオレの好みの女の子もいっぱい♪ムフフ♪貧乳、巨乳、何でもアリ♪)

「どこから初めよっかなぁ〜ん♪じゃぁココから!」

世界の中心、最南端にある巨大な森…そこはエルフの森がある。最北端にはダークエルフの森、種族別に別れた世界…種族ごとに国がある。

魔法、エルフ、妖精、小人、巨人、伊達は今まで気に入ったゲームやアニメの世界をそのまま作ったのだ。

できたばかりの世界には歴史がない、作った本人の伊達も気付いていない落とし穴…それは、後々に影響を与える事になる。


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