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「放課後の密かな日課」「帰り道のハプニング」山之上 舞花

「放課後の密かな日課」




部活の練習の休憩時間


彼は蛇口から直接

頭に水を被っている


タオルで拭いているけど

もうタオルはびしょ濡れだろう


手に持ったバックをギュッと握った

この中には渡しそびれているタオルがある


この前の彼の誕生日

勇気が出なくて渡せなかった


練習が再開となり

グラウンドに戻る彼


模擬試合でも手を抜かずに

走る姿に私は釘付けになる


決まったシュートに小さく拍手

彼がこちらを見た気がしたけど

気のせいと木の陰へと隠れたの





__________






「帰り道のハプニング」




着替えをして門を出た

いつもは自転車通学の俺

だけど今日は歩きだった


徒歩通の奴と別れた先に

見覚えがある後ろ姿

少し速足で歩いて行く


足音に振り返って

まん丸に見開いた目に俺が映る


パンクしていた自転車に感謝

さあ、なんと言って声を掛けようか



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