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「素直になれなくて」遥彼方

彼女の親友、彼の幼馴染み


ふう、と息を吐いて

私は親友の肩を叩く

靴箱に隠れ熱い視線を注いでいた親友は

ひゃあ、とかわいい声を上げた


おはようと声をかける私に

はにかんだ笑みでおはようと答える


ああ、かわいいな、こんちくしょう


バレー部主将、タッパはお察しの私は

そんな私の肩ほどの親友の頭を

くしゃくしゃと撫でる


控えめな抗議の声を無視して

私は廊下をみやった


遠ざかる憎い背中に

ふんと鼻息を吹いてやる


この子の隣はまだ私の位置だ

奪うんなら覚悟しとけよ


小さくてかわいい親友

男勝りでがさつな私


幼馴染みの腐れ縁なアイツへ

悪態をついて胸の疼きを誤魔化す


窓の外からはうるさいほどの蝉の声

あんたたちみたいに素直な求愛が

人間も出来ればいいのにね





皆さんが書いていなかった、彼女の親友目線にしてみました。ちょっぴりトライアングルを匂わせて。結末は読者さまのお気の召すままに。

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