アリアとの話し合い③~リュシアに相談~
リュシアに相談する為、意を決してリュシアの待つキッチンに入る宗太。
キッチンの中にいるリュシアは…………。
短めの話になります。
エリナに言われ慌ててキッチンまで来たが…………正直中に入るのが怖い。
ただ話をしなければ後がもっと恐ろしい事になるし………行くしかない。
決心はしたが恐る恐るキッチンに入ると、そこには威圧感MAXで笑顔で腕を組んでこちらを待ち構えてるリュシアがいた。
まるでリュシアの後ろには見えない戦神でもいるように感じる。
「あの~リュシア……」
「あら、ソータさん! なんですか?」
うっ……口調がきつい…………やっぱり怒ってるなぁ。
「ちょっと相談したい事が…………」
「相談? それはさっきまでそこでお話していたあの女性にここで商売をとかの話ですか? それならソータさんがお一人で!! お決めになってるみたいだから相談の必要ないんじゃないですか?」
そうなりますよね…………なぜ前回の事があったのに突発的にやってしまったんだろうと後悔しても遅い。
とりあえずここは素直に謝るべきだな。
「リュシアごめん。思いつきで話を勝手に進めようとした俺が悪いです。どうにか今からでも相談させてくれないかな?」
リュシアがしばらく沈黙した後に、はぁ~と溜め息をついてボソッと何かをつぶやいた。
「…………私はなんでこの人じゃなきゃダメなんだろう」
「えっ?」
聞こえなかったので聞き返すと首をブンブンと横に振りながらリュシアが答えた。
「何でもないです!! …………しょうがないから聞きますので、とりあえず最初から話して下さい!」
「ありがとう! 最初から話すと、あの人はナンバの人で……………………」
それから俺はこれまでの話とこれからやりたい事をリュシアに話した。
途中顔を見ると「はっ?」 みたいな反応はあったが最後まで話を聞いていたリュシアが話しだした。
「…………正直な感想を言うと、実現出来たら凄い事だけど……エドとナンバの関係を考えたら難しいと思うわ!」
「やっぱり普通の感覚だとこの話は難しいって言う感想になるんだね」
「あなたがまだあの女性に提案してる内容ですら難しいって思いがあるわね…………私はあなたのやりたい事自体は素晴らしいと思う! ただ今のこの世界の情勢ではあまりにも受け入れにくい話だとも思ってしまうわ」
そう言った後、リュシアが申し訳なさそうにこちらを見ていた。
正直自分でも難しいのは理解してはいる。
それでも、チャレンジする事は決してダメではないと思うんだ。
「正直に言ってくれてありがとう! 俺もみんなの話やアリアさんの反応を見ていて難しいのはわかってるけど…………やれるだけやってみたいんだ!!」
リュシアが俺の話を聞いて、少し考えてから俺の目を見て言った。
「……なんであなたがそこまでこの話に拘るのかは完全には理解は出来てないわ…………でも、あなたがどうしてもやると言うなら私は協力するわ!」
「ありがとうリュシア! リュシアに協力してもらえるならきっとうまくいくよ」
ありがたい。今回も1人で思いつきで話を話をしたし、協力はしてもらえないとも考えていた。
1人の意見より他からも意見があった方が話も広がるから助かる。
「お礼なんていいわよ! 私はあなたの妻ですし、私達の今後に関わる話ですもの!! それに…………正直あなた1人に任せられないのもあるしね」
あっそう言うことですか。
最後のはちょっとグサッときたけどそこは俺が悪いから甘んじて受け入れよう。
…………それからもう少しだけ相談した。
これ以上はアリアさんを待たせるのも悪いのでリュシアと一緒にキッチンから出ていくのであった。
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