仲直りの朝~新たなお客さん~
更新遅くなり申し訳ございません。
宗太とリュシアが仲直りをして朝を迎えた。
みんな色々言われたが無事元の通りに関係を改善し、仕事も連携をとれるようになっていると、新しいお客さんが来店した!!
朝窓の光が顔に当たり、眩しくて眼が覚めた宗太。
「んっ……朝か……」
宗太がベットから身体を起こし、隣を見て見るがそこにはリュシアの姿がなかった。
「あれ? リュシアがいない…………んっ? もしかして……昨日のは夢…………?」
えっでも…………ちゃんと謝って仲直りの話したし、その後一緒に寝て…………したはずだよなぁ…………。
不安になった宗太は急いで身支度をして、部屋を出た。すると、そこにはご機嫌そうに朝食を準備してるリュシアがいた。
リュシアはドアの開いた音に振り向き、こちらに気付いた。
「あっおはようございます! あなたも起きたのね! 丁度ご飯が出来る所だったのよ!」
笑顔で宗太に挨拶をしてきたリュシア。
そんなリュシアを見て、宗太は胸に手を当ててほっとしていた。
「……良かった。夢じゃなさそうだ……」
小声で宗太が言うとリュシアが反応した。
「えっ? 夢?」
リュシアが反応してしまったので少し慌てて反応した。
「いやっ! なんでもないよ!! じゃなくて……おはよう! 起きたらいなかったからちょっとびっくりしたよ」
リュシアが少し申し訳なさそうに宗太に返事をしてきた。
「あっそうだったのね。昨日寝るの遅かったからあんまり寝てないだろうし、気持ち良さそうに寝てたから声をかけなかったの……ごめんね」
「謝らなくて大丈夫だよ! むしろ気を使ってくれてありがとうね!リュシアこそちゃんと寝れたの?」
心配そうな顔でリュシアに聞いた。
その質問に対して、リュシアは笑顔で返事をした。
「私は大丈夫よ! 数日振りに一緒に寝たからしっかり寝れたわ。……やっぱりあなたの横が一番安心して寝られるわ」
笑顔で照れながら言うリュシア。
…………ヤバい。今すぐリュシアを抱き締めたい!!
でも、朝だし……ミリアが出てくるかもしれない……。
己の葛藤との戦いをしていたが、思っていた事が本当に起きた。
ドアが開き、眠たそうなミリアが部屋から出てきた。
「ふぁ~……おはよう…………あれ?」
眠たそうな顔をしていたミリアだったが、宗太とリュシアが並んでいるのに気付いたのか、首を振りながら見ていた。
「え~と……ちゃんと仲直りしたの?」
ミリアが不安そうな顔で恐る恐る確認してきた。
ミリアの質問にリュシアが笑顔で返事をした。
「おかげさまでちゃんと仲直りしたわ! その~……心配かけてごめんね」
「ふぅ~……ホントにだよ~! どうなるかヒヤヒヤだったんだから! ……でも、良かったね!」
リュシアの言葉を聞いたミリアが最初はため息を吐き、リュシアの言葉を肯定しいたが、最後は笑顔で言ってくれた。
「ミリアにも迷惑かけてごめんね!」
その謝罪にミリアが返事をした。
「ホントだよ~! お父さんもお母さんもお互い謝らないからいつまで続くか心配心配しちゃっよ! ……でも、今日からはいつも通り仲良くやってくれるなら許してあげるよ! もうケンカはしないでね!」
「ホントに申し訳ない…………頑張ります!」
反省をしつつ、頭を掻きながら答えていた。
みんなでのやり取りが終わり、リュシアが料理をテーブルに並べ終えた。
「さぁ~準備出来たからとりあえずご飯にしましょう!」
宗太とミリアがはい! っと返事をして席に座り、久々に3人で仲良く朝食を食べた。
朝食が終わった3人は少し休憩した後に、宿へと向かいそれぞれの持ち場についた。少しすると、エリナとアリーナが宿の方にきた。
「そうたさん! おはようございます」
「そうたさん! おはよ~!」
2人が順に挨拶をしてきた。
それに対して宗太も笑顔で返事をした。
「あっ2人共おはようございます! もう朝食の準備は出来てると思うよ!」
その言葉や態度にエリナは察したのか、笑顔で言った。
「ありがとうございます。……その感じでしたら、なんとか無事仲直り出来たみたいですわね!」
ミリアの時と同様に申し訳なさそうに頭を掻きながら答えた。
「いやぁ、2人にも心配や迷惑をかけて申し訳なかったです! 無事仲直りしたのでもう大丈夫です!」
それを聞いたアリーナが笑顔で話始めた。
「おっ! 仲直りできたんだね! 良かった良かった! ただ……次からはもっと早く謝りなね!!」
「うっ…………はい……気を付けます」
…………ミリアといい、みんなに色々言われるなぁ……まぁ俺が悪いし、しょうがない……。
「まぁ夫婦がケンカするのはしょうがないかもしれませんが……中心に立つお2人がずっと険悪ですと、皆の士気にも影響を受けます。なので、今後は出来るだけ注意していただきたいわね!」
「はい……気を付けます…………」
若干へこんだ宗太を見てエリナはため息を吐いたが、少しだけ微笑んで言った。
「はぁ~……でも、ちゃんと仲直り出来てよかったですわね! ここ数日顔が死んでたのが嘘みたいに元気になってますわ!」
「ありがとうございます! 今後は、このまま元気な状態を維持できるように頑張ります!」
笑顔でエリナに答えた。
カウンターでのやり取りが終わり、エリナ達は朝食を食べに食堂に入っていった。
…………エリナ達が食事をし、しばらくすると……ジャックが走って玄関から中に入ってきた。はぁはぁ言いながら顔をキョロキョロとさせ、カウンターの宗太を見つけて言った。
「はぁはぁ……あっ兄貴!! 大変だ!!」
突然のジャックの行動にビックリしたが、何が大変なのかわからずジャックに訊ねた。
「ジャック! どうしたの? 何があったんだ?」
何故か急に小声で話すジャック。
「………………客が来たんだ」
ジャックの言葉をちゃんと聞きとれなかったので聞き返した。
「えっ? 何がなんだって?」
ジャックが首をブンブン聞こえそうな位首を振りながら声をはった。
「客がきたんだよ! アレス達が持っていったサービス券を持ってた冒険者がこっちに向かって来てたんだ!!」
「えっ? ホントに?」
宗太はジャックの言葉を聞いて、話をしながら立ち上がっていた。
こんなに早くサービス券をもった人が来るなんて…………こうしちゃいられないな…………とりあえず迎え入れられるようにしないと……。
すぐにジャックにお客さんを迎える準備をするよう指示をし、そのままリュシア達にお客さんが来るかもしれない旨を伝えてからカウンターに戻るとすぐに玄関の扉が開いた。
「いらっしゃいませ!」
まず扉の横に立っていたジャックが頭を下げて挨拶をしていた。
客は恐らく女性冒険者の2人のようだが、ジャックの姿を見てビクッとして2人で小声で話していた。
「ヤバいよ! ホントにあのジャックだよ……」
「トリアさんとアレスが言ってた通りだよ……」
その場で2人で話をしていて、ジャックが気まずそうにその場から動けなかった。これではまずいと思い、2人に声をかけた。
「いらっしゃいませ! ご宿泊でしたらこちらで受付をお願い致します!」
その言葉にはっとした2人は、そのままカウンターに向かった。
カウンターの前に着いた2人の女性冒険者に話を聞くと、森の中で同じギルドの知り合いであるトリアとアレスに出会ったらしい。そこでサービス券をもらったのと、ここの口コミを聞き泊まりに来てくれたようだ。
ちなみにサービス券はアメニティグッズであった。とりあえず3泊で大部屋の宿泊になったのでジャックに案内をしてもらった。
案内が終わったジャックが戻って来てうつむきながら言った。
「…………兄貴……めちゃくちゃ気まずいんですけど……」
ジャックの言葉に対して宗太が言った。
「まぁ感じ的に見てわかったけど……あの2人は知り合いなんだよね?」
宗太の質問に更にテンションが下がりながら答えるジャック。
「はい…………。ギルドで何度か絡んだことがある奴等です…………」
ため息を吐いてからジャックに言った。
「はぁ……まぁキツい言い方だけどそこは過去の行いを悔いてもらうしかないかな! 今はお客さんと従業員って関係なんだから変な事は言わずに割りきって接客をしてね! っていうか……多分今後来るお客さんはほとんど知り合いだろうから…………キツいけど慣れるしかないだろうね……」
ジャックは下を向いたまま一言はい。とだけ答えた。
ジャックと話しているとまた玄関が開き、女性の声がした。
「あの~すいませ~ん…………3人なんですけど……泊まれますか?」
声がしたので玄関の方を見ると、そこには3人が立っていた。
先頭にヒラヒラした真っ赤なスカートで見た目の幼い女の子、次に首にロザリオをかけ青いローブを着た女性、一番後ろに大きなリュックを背負った毛深い感じの男性が立っていた。
ぱっと見た感じがまったく異色な組み合わせの3人になんか不思議なパーティーだな? っと思う宗太。
しかし、この3人とは今後深い関係になるとは今の時点では思わない宗太であった。
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