2人の夜~謝罪&仲直り~
お互い心の準備が出来ていないのにキッチンで出会ってしまった宗太とリュシア!
沈黙はあったが宗太がリュシアに話をしようと提案し、答えるリュシアだが…………2人はどんな話をするのだろうか……。
H29/9/11 修正致しました。
…………2人がキッチンで出会い互いに沈黙を続いていた。
リュシアもこちらを見たがしゃべれないようだ。
それを見て意を決しってリュシアに向かって言った。
「リュっリュシア! …………ちょっと話たいんだけどいいかな?」
「はっはい!? いや、その……はい…………大丈夫です」
リュシアは突然の宗太の言葉にビクッとしていたが、テンパりながらもなんとか言葉を出していた。
「ありがとう。じゃあ…………座って話そうか」
「…… はい」
リュシアの返事を聞き、先に席に座った。それに合わせてリュシアも向かいの席に座った。
2人が席に座ったがお互い中々言葉出てこない。
…………ヤバいっ……心臓の音が凄い早いし、大きい。
でも、自分から話そうって言ったんだしとりあえず話さなきゃ!!
「……ねっ眠れなかったの?」
「ひゃっひゃいっ!! いや、……はい…………そうです」
突然の質問に思わず変な返事をしてしまった様子のリュシアは答えながら顔を真っ赤にして下を向いてしまった。
「ごっごめんね。急に聞いて…………久々に話すからちゃんと寝れてるか気になっちゃって……」
「私こそ変な事言ってすいません……一応寝れてます。今は喉が渇いちゃったのでキッチンに…………それだけです」
それからまた会話が途切れてしまった。お互い話はしたそうにはしているが切り出せない。
するとリュシアから言葉が出た。
「…………あの~それだけですか? ……なければ私は寝ますけど…………」
下を向いてるリュシアが言った。
…………もう~ソータさんが他に何も話してくれなから気まずくて寝るとか言っちゃったじゃない!! それにちゃんと謝んなきゃいけないのに私ったら…………。
…………ヤっヤバい!! 何も言わなかったから寝るって言われちゃった。ちゃんと謝んなきゃいけないのに…………なんて言えばいいか言葉が出ないよ……。
お互い同じような思いがあったが、リュシアが耐えれなくなり暗い顔つきで言った。
「…………無いようなので寝ますね……おやすみなさい」
そう言って席から立ち、部屋に戻ろうと立ち上がり、背を向けた。
…………リュシアが行っちゃう…………ちゃんと言わなきゃ……。
リュシアが部屋のノブに手をかけようとした時!!
「…………リュシア!! ちょっと待って!!」
席から立ち上がってリュシアを呼び止めた。
リュシアはその言葉にノブを掴もうとした手を止め、振り返った。
「………………何ですか?」
………………あぁなんで私は素直じゃないんだろう…………もっと言い方があるのに出てこないわ。
「うっ…………え~と、その~………………ごめんなさい!! 今回の事は俺が悪かったです! 許して下さい!!」
「えっ…………?」
「…………今回の事はちゃんと考えたんだけど、リュシアが俺の事を考えて言ってくれたし、リュシア達の気持ちも考えないで俺が意地をはったせいだと思えたんだ……俺の為に自分の事は我慢して助言してくれたのに…………無下にするような態度をとってごめんなさい」
「…………違います……グスッ…………ちがうんでずよ~」
その言葉に突然泣き出したリュシアが答えていた。
…………リュっリュシアが泣いちゃった!? それにちっ違う? …………別の事で怒ってるのか!? 他の事だと検討がつかないし、予想外の反応すぎるぞ…………。
「リュっリュシア!? 違うって…………別の事で怒ってた?」
「ぢがいまず!! ヒックッ………………ゾーダさんが謝るごとじゃないんでず…………わだしがごめんなざいなんです!!」
「えっ?」
首を横にふってリュシアが返事をしていたがそれを聞いて更に戸惑う宗太。
「なっなんでリュシアが謝るの!? 今回は俺が悪かったんだよ!!」
宗太の言葉にリュシアはさっきよりも更にブンブンと首を横にふりながら言った。
「わっ悪いのは……わっわだじですっ!! グスッ…………ソーダさんはいづもみんなのごどをちゃんと信用してはなじでだのに……グスンッ…………わだじがそれを考えながったのがいげながったんです……」
「リュシア…………」
「だがら……ソーダさんは……グズッ……あやばっ……ヒックッ……謝らなぐて……ヒックッ……大丈夫です。ヒックッ……ごめんなざい…………」
リュシアの言葉を聞いた宗太は泣きながら謝っているリュシアの元に駆け寄り抱きしめて言った。
「違うよリュシア!! 今回の事は俺が軽率だったんだからリュシアが謝る事じゃないよ!! 俺の方がごめんなさいだよ!」
「うぅ~…………でも~……ヒックッ……」
納得してなさそうなリュシアの頭を撫でながら言った。
「ホントにリュシアが悪いんじゃないんだから謝らないで大丈夫だよ!! 俺がもう少し考えてれば喧嘩にならなかったし……ホントにごめんね…………許してくれるかな?」
「…………グズッ……はい……」
リュシアの言葉を聞き笑顔になり、もう一度リュシアを強く抱きしめた。
「許してくれてありがとう…………謝るのも遅くてごめんね」
「ヒックッ……私の方こそありがとうだし、…………ごめんなさい……あなたの事を……ヒックッ……避けちゃってたし…………」
…………やっぱり意図的に避けられてたんだなぁ……。
「いやぁ…………それは俺が悪かったし、しょうがないよ。ただ……リュシアと話せなくて少し寂しかったよ」
その言葉にまだ目に涙を溜めているが大分落ち着いた様子のリュシアが少しニヤリとして聞いてた。
「………………少しだけ?」
「………………凄い寂しかったです」
「ありがとう!! …………私も寂しかったよ……あなたと話せなくて寂しかったし…………夜も一緒に寝れなかったし……いっぱい構ってほしかったのに…………」
笑顔でありがとうと答えたリュシアだが、続いた言葉は思い出しながらなのか寂しいから構ってほしいとアピールする猫のように言った。
「ごめんね。これからはこんな事ないようにちゃんと相談するね。…………俺も話せないのも、一緒に寝れないのももう嫌だからさ!」
その言葉を聞いたリュシアが、さっきとは逆で今度はリュシアから宗太を抱きしめてきた。
「私もちゃんと話を聞くようにするね!! …………私ももう別々に寝るのは嫌だよ!! だから……今日からまた一緒に寝たいな………………ダメ?」
リュシアの言葉を聞き、もの凄い勢いで首を横にブンブンとふって答えた。
「全然いいよ!! …………むしろ一緒に寝たいです」
「ふふっ良かった。じゃあ…………お部屋まで運んでくれる?」
リュシアの顔が少し赤みを帯びた顔に更には上目遣いで言われて何かのスイッチが入ったのか、そのままリュシアの脇の下と膝の裏側に手を入れてお姫様抱っこをして寝室に向かった。
部屋に入り、ベットに座らせるようにリュシアをおろし、リュシアの目を見て言った。
「リュシア…………大好きだよ!」
「…………私も大好きです!」
リュシアの返事を聞いた宗太はそのままリュシアを抱きしめてキスをした。
リュシアも宗太の背中に手を回してそれを受け入れていた。
長いキスが終わり、唇をリュシアから離して言った。
「リュシア…………その~……いいかな?」
リュシアが両手を広げて返事をしてきた。
「ふふっ…………来て!」
「リュシア~!!」
リュシアの返事を聞き、そのままリュシアとベットに倒れこみ夜を過ごすのであった。
…………ちなみに、その日2人が眠りについたのは朝日が出る直前だったようだ…………。
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