舎弟(仮)~エリナ達の思い&罰内容~
罰の内容が決まり再び2人の元へいく宗太達。
そこで話される罰の内容やエリナ達の宿への思いが話された。
話の結果ジャック達2人は…………。
H29/9/9 修正致しました。
2人ぬくぬくに対する罰の内容が決まり、再びアレスとジャックの部屋に戻った。
部屋に入ると、早々にジャックが聞いてきた。
「あっ兄貴! 姉御達は…………どうでした?」
「2人共別に構わないと言う事ですが……そのまま許すのはどうかと言う話も出たので罰を受けて貰い、その経過次第で舎弟と言うか私に仕えてもらおうと思います。とりあえず罰の内容を了承して貰えれば仮ですが仕えてもらってここで仕事をしてもらいます!」
アレスが嬉しそうな顔でこちらを見始めた。
「おぉ~って事は舎弟にしてもらえるって事ですね!」
それに対してエリナが戒めるように言った。
「それはあなた方が罰を受けて反省が見られたらの話ですわ!! 適当にやるようでしたらこの話が無くなるのは重々承知しておきなさいな!!」
「判断は私達も一緒にするから変な事をしたら即出てかせるからね!」
エリナ達からの話を聞いたジャックが言った。
「わっわかったよ! ただ…………そもそも何でエドリアのあんたらがいて、あんたらがそんな話をしてるんだ?」
…………まぁ、普通に思う疑問だよね。
「それは私達がそうたさん達の用心棒で私達の大切な友人だからですわ! 本来ならあなた方の様な人達は近づけたくないですが、そうたさん達はお優しいから今回の話になったんですのよ!」
アレスがビックリした感じで言った。
「Aランクパーティーが用心棒!? こっここはそんな凄い宿なのかい?」
「用心棒になったのは今回の事があった後でだよ! またあなた達みたいのが現れて、そうたさん達が宿を辞めちゃったら困るからね!! ここは今は普通の宿だけど、これから凄い宿になると私達は思ってるのさ! だから私達が守るって決めたんだよ!!」
…………ヤバい……ちょっと泣きそうだ。
正直そんな高い意識で宿を始めたつもりのなかったけど、今の言葉は本当に嬉しい…………今後は、リュシアやエリナさん達の期待に答えられるか不安だけど、最後までみんなに恥じないように頑張ろう。
「私達はこの宿にお世話になってそうたさん達から素晴らしい接客をしていただきましたわ! 建物の規模はまだ大きくはないですが、そうたさんやリュシアさん達は人柄も良くここのサービスや食事は王都の宿以上だと思ってますわ。人さえ来始めればここは絶対に盛り上がると確信していますわ!」
それを聞いてエリナとアリーナに頭を下げた。
「エリナさん、アリーナさん! この宿や私達の事をそこまで言っていただけてありがとうございます。……正直皆さんの期待に答えられるかはわかりませんが、精一杯頑張りますのでこれからもよろしくお願いします!」
突然のお礼にビックリしたエリナだったが、すぐ笑顔で言った。
「えぇ、私達も頑張りますのでよろしくお願い致しますわ!」
エリナ達との話が終わり、アリーナがジャックとアレスに言った。
「…………今のやり取りを見ればわかると思うけど、そうたさん達や私達はこれだけ本気なの!! あなた達は今の話を聞いた上でもこの中に入る覚悟はある? あるなら罰の内容を教えるわ!」
ジャックとアレスは少し間はあったが、こちらをしっかり見た。まずジャックが一歩前に出て言った。
「…………兄貴達の考えや覚悟はわかりました。ただ俺達も半端な覚悟で兄貴の舎弟にしてくれとは言ったつもりはないですよ!」
続けてアレスが前に出て言った。
「そうですよ兄貴! 確かに俺はならず者と呼ばれるような人間だが、一度兄貴と仰いだ以上は裏切ったりはしねぇですよ!!」
それを聞き、2人に最後の確認をした。
「じゃあ2人共罰を受けると言う事でいいですか?」
2人は「はい!!」っと言って頷いた。
それを見て宗太とエリナとアリーナが目を見合って頷いた。
「決まったみたいね! ……じゃあ罰の内容は私から話すわ。これに関しては交渉の余地とかはないからね!」
それを聞いたジャック達はごくっと息を飲み、そのまま頷いたのでアリーナがそのまま話を続けた。
「罰の内容は3つよ! まず1つ目はそうたさんさん家族と私達パーティーには絶対服従! 奴隷とかの契約はしないけど基本的に逆らうことは許さないわ! もちろん命に関わるような命令はしないわ!」
…………まぁ奴隷はちょっとまだ受け入れられないからなぁ。
「次に今回の件の慰謝料として、あなた達2人の資産の8割をそうたさん家族に支払いなさい。あなた達もBランクのパーティーとしてそれなりには稼いでるでしょ? …………本当は全額だったのを8割にしてやったんだからそこは感謝してもいいわよ」
…………ホントにエリナさんとアリーナさんを納得させるのは大変だったなぁ。
「最後に今日から1年間のここでの無賃金での労働よ! これを皆で見て大丈夫か判断するからね! 食事や寝るところは用意するけど給料は払わないわ! 以上があなた達に対する罰よ! さぁ、どうする?」
内容を聞いてぽかーんとしているアレスとジャックだが、少しして落ち着いたのかジャックが顔をしっかり上げ、こちらを向いた。
「兄貴…………内容はわかったよ! ただ一応2人で話をしてもいいかい?」
…………まぁ……当たり前だよね。普通に内容としてかなりキツいし、受けないのもありえる。
「構わないですよ! なんでしたら、席を外しましょうか?」
「いや、すぐ終わるから兄貴達もいてもらって大丈夫です! おいアレス、ちょっといいか」
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少しの間待っていると、ジャックがこちらに向けて話だした。
「…………お任せしました。さっき聞いた罰ですが………………お受けします。なので……舎弟の件お願いします!!」
続いてアレスも頭を下げて言った。
「お願いします! 精一杯頑張るから兄貴の舎弟にしてください!!」
ふぅ…………やるのか……。
「…………わかりました! では、今日からあなた達には私に仕えてもらいます! 一応1年間の様子見があることは忘れないで下さいね! …………後、リュシア達への謝罪もしてくださいね!」
それを聞いたジャックが笑顔になって言った。
「あっありがとうございます!! もちろん謝罪します!」
それに続いて、アレスが頭を下げながら言った。
「ありがとうございます! よろしくお願いします。」
こうして罰を受け入れたジャックとアレスが舎弟(仮)になったのであった。
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