女神からの手紙
異世界に着いた宗太に女神のシェスカからの手紙があった。異世界についてや魔法に関する内容に宗太は何を思うか
H29/6/30修正致しました
シェスカと出会い新しい世界に生まれ変わった事を思い出した宗太。辺りを見渡すが見知らぬ草原に宗太はただ1人の状態だった。
「ホントに異世界に来ちゃったんだ…………」
宗太は気持ちを抑えられずブルッと身震いして気持ちを言葉にだした。
「ヤバいなぁ……異世界とか興奮が止まらないや」
とりあえず状況を判断しようと立ち上がろうした時、横にあった鞄に気がついた宗太。
「あれ……これは何だろう?」
おそるおそる鞄を開けると、そこには1枚の手紙が挟まっていた。それはシェスカからの手紙であった。
宗太さんへ
詳しい説明が出来ずすいませんでした。これから宿屋を作るのに最適な場所に転生させました。
今は何もないところですがそこは国と国の間で何処の領地でもなく魔物も少なく人が怯える事がなく生活できます。
これだけだと何故ここに国がないのか不思議ですよね?
もちろん理由と言うかデメリットもあります。
まずそこを中心として半径10KM先はすべて森です。
西側は魔の森と呼ばれていて魔物の巣窟となっていて、東側は迷路の森と呼ばれていて、特殊な魔力を帯びていて方角が分からなくなったり、森が突然形を変えます。北と南に関しては未開の地になってます。
どちらも稀に一般の方々が抜けますが基本的には冒険者や騎士でないと難しいです。商人達も冒険者を雇うかお抱えの騎士を連れて貿易に出てます。今の宗太さんではこの森を抜けるのは……正直難しいと思います。ただ森の内側にはなぜか魔物は入ってきません。
今宗太さんはここから出れなければ宗太さんは食糧等が手には入らないっ? て思いますよね?
流石にそれはかわいそうなので、その鞄の中に1ヶ月分の食糧と水が入ってます。
他にも日用品や野菜の種、そして狩りに必要な弓やナイフも入ってるので、後で確認してください。
驚いたかもしれませんが、この鞄には収納魔法って言うのが付与されてまして内容量が1tまでなら収納が出来ます。
さらには中は時間に干渉されない空間なので物が腐敗するような事もないのです。但し生き物はなんであろうと入れられないので注意です!
そして最初に言いましたがここは国と国の間です。他国との貿易をする為に商人などが必ず通ります。
その人達から物を購入したり交換する事も出来ますので頑張って下さい。
説明が長くなってしまってすいません。これが最後になりますので、ちゃんと最後まで読んで下さいね。
転生時に授けた魔法やスキルに関する事です。大筋は説明させていただきますので細かい部分は鑑定で調べて下さいね。
一番重要な魔法から説明しますね。おわかりだと思いますが【建築魔法】からです。
この魔法は主に建物を建てる為の魔法ですが他の用途にも使用出来ます。
この魔法はウィンドウカタログにある物が造り出す事が出来るのですがそれは建物に限った魔法ではないんです。
名前に関しては申し訳ありませんが、私が魔法を創った際に建物を建てる=建築って思ってしまい、この名前になりました。
実際には建物以外にも食器や家具に日用品なども造り出せます。生物等倫理的に相応しくないものは創れませんので気を付けて下さい。
この魔法は発動させるのに条件がありまして1つは魔法のレベルです。これは魔法を使用する事で上がり、レベルが上がるとカタログから選べるものが増えます。
最終的にはカタログに商品を自分で増やす事も出来るようになるので頑張って下さいね。
そして2つめなんですが……ズバリ……お金です!」
このままでは魔法を発動させる事も出来ないとお思いですよね?流石にそんな事はしないので安心して下さい。
初回に限りですがレベル制限の軽減と費用はこちらで持ちます!ただし上限はあります。
こちらは発動時にサービスで入るので場所が決まったら使って下さい。
次に属性魔法と回復魔法は馴染みがあると思いますので簡潔に説明しますね!
属性魔法は火、水、土、雷、無の属性魔法が初級ですが、すべて使えます。
回復魔法も同じく初級です。これらも使用していくと徐々に強いものが使えるようになるので頑張って下さい。
次にスキルですが所持していると基本的にはその分野の能力値が上がります。
これにもレベルがあるので同じく頑張って下さいね!
長くなりましたがこれで説明は以上です。
宗太さんがどんな宿屋を作るのか楽しみにしてますね♪頑張って下さい!
シェスカより
宗太は手紙を読み終わり鞄にしまった。
「なんか…………突っ込み所満載の手紙だったけど……ありがたいな。でも、こんな凄い能力をもらって恥ずかしいものは作れないな…………よ~し!頑張るぞ~!」
そう意気込みを言った宗太はその場から立ち上がるのであった。
シェスカはしばらくは出ないと思います~。多分ね…………。笑
お読みいただきましてありがとうございます。
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