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宗太対冒険者達~圧勝~

外に出て冒険者達との戦いを始めたソータさんにはいつもの面影はなく完全に何かと切り替わっているようだったがエリナ達やリュシアのお陰で……。


宗太が強いけどダークです。

苦手な方はごめんなさい。


H29/8/24 修正致しました。

 それぞれ外に出た3人。

 玄関の前で2対1で向かい合う。すると、ジャックとアレスが話し出した


「おい! くそ亭主! お望み通り出てやったぞ」


「今なら泣いて謝れば腕の1本位で許してやるぞ! あの2人はもちろんもらうけどな」


 2人の言葉に溜め息をついて首を横に振った。


「ご託はいらないからさっさとかかって来いよ! 2対1なのにビビってるのか?」


 いつもの口調とは違い、乱暴な話し方で挑発をした!


「なめやがって……俺達が宿屋の亭主なんかにビビるかよ!!」


「さっきからふざけやがって……おい、アレス! さっさと終わらせるぞ!」


 そう言ってジャックが拳に鉄製のグローブを着け、アレスが腰から剣を抜き構えた。

 ジャック達が準備をしている間に宗太も関節を動かし準備をしていた。


 そうしているとリュシアとミリアが外に出てきた。


「ソータさん!? …………危ないからこんな事止めましょう! ……私達なら大丈夫ですから!」


「そうだよ! ソータさんが死んじゃったらやだよ!」


 すると宗太は少し微笑んでいるような顔で言った……。


「大丈夫だよ…………すぐ終わるから……」


 その表情と言葉に4人は寒気がした!!


 さっきまで大人しい言葉使いで辿々しさを感じさせていた青年が出せる貫禄ではない気配を出しているのだ。


 それを見てジャックとアレスが気を引き締めてお互いに頷いた。

 伊達に冒険者としてに経験がある2人は宗太を弱者ではないと考え直した。


 宗太は1人全く関係ない事を考えていた。


 この感覚凄い懐かしい…………あの頃に戻ったみたいだな…… もうやらないと決める前のあの頃に……。


 もの思いに耽っている宗太を見てジャックとアレスが動いた。


「何を余裕かましてんだよ!」


「ガラガラだぜ!!」


 先に宗太に攻撃をした2人だが……次に2人が見た光景は宗太ではなく空だった。


「がはっ!! …………なんで?」


「ぶふぅっ……いってなぁ…………」


 2人は全く状況を理解していなかったが、外から見ていたリュシアとミリアが言った。


「…………ソータさん……凄い……」


「今の…………凄い綺麗だったね……」


 流れるような投げ技見せた宗太に2人見とれていた。

 ジャックとアレスは起き上がり、怒りに任せてかかってきた。


「ちっ……今のはたまたまだ…………まぐれが2度も起こるかよ!」


「調子にのるんじゃねえよ!!」


 また2人が先程と同じように襲いかかった…………しかし結果はほぼ同じであった。…………違うのは空ではなく、地面へのキスだった。

 顔から血を出して痛がる2人


「くそっ! ……いてぇなぁ…………」


「うぐっ!! …………ちくしょう……どうなってやがるんだ」


 文句言いながら顔を上げたアレスが次に見たのは…………振りかぶられた足だった。


「えっ?」


 そのまま顔を蹴られふっ飛ぶアレス。


「ぐわっ!! ……なっ…………グフッ……」


「アッアレス!? …………てめぇ卑怯な事を……」


「卑怯? ……自分で言ってて恥ずかしくないのか? 素手の人間に対して2人がかりで武器をつけてのハンデ戦だぜ!? ……もしかして冒険者様とやらは準備万端の状態で動かない魔物しか相手にしてないのかな?」


「うるせ~! そんな訳あるか!!」


 そう言って宗太に向かって拳を出した…………だが、その拳が宗太に届く事はなかった。


「うぐっ…………グハッ……!!」


 その声と共にジャックは膝から崩れ落ちたのだった。

 今の一瞬でジャックの拳より先に宗太の拳が先にジャックの顔に辿り着いたのである。



 元々前の世界で護身術で空手と合気道をやっていた宗太。

 空手に関しては10歳から初めそこから20年間ほぼ休まず稽古だけは続けていた。

 合気道も9年程やっており有段者になっている宗太には2人の冒険者の動きはお粗末だった。

 彼らは魔物や魔獣に対してはプロかも知れないが、対人に関してはケンカを少々する程度で慣れてはいなかったようだ。


 ………………………………そこからは一方的だった。


 すでに動く事も出来ず、声すら出ていないアレスとジャックに対して容赦なく続く攻撃。


 見ていたリュシアは涙ぐみながら手で口を抑え、ミリアは泣きながらリュシアに抱き付いていた。



 そこに3人の冒険者が戻って来たのだ!


「…………こっこれは!? …………一体何が起きてるんですの!?」


「うわぁ…………やってるね~……リュシアちゃんとミリアちゃん! 2人共大丈夫?」


「……………………生きてる」


 戻って来た3人にリュシアが泣きながら助けを求める。


「うっうっ…………お願いします……ソータさんを止めてぐださい。わだじ達の為にぞーたさんが…………」


 事情はわからなかったが止めるしかないと判断した3人。


「事情は良くわからないですが、リュシアさん達の為にそうたさんはあぁなってるみたいですわ!! ……とりあえずやめさせましょう!」


「そうだね! ソータさんはあんな感じのイメージがなかったからビックリだけど…………早くしないとあのやられてる2人も助からなくなっちゃうしね!」


「…………あの2人……………………ジャックと…………アレス」


「………………なんでそうたさんがあぁなったかわかってしまいましたわ…………」


「まじか~…………助けなきゃダメ?」


「……………………放置」


 そんな会話をしている3人にリュシアが怒鳴った。


「早ぐどめでくだざい!! …………ソータさんが人殺しになっぢゃう!!」


 リュシアの声に3人が動き出す!


「まぁ仕方ないわね…………じゃあアリーナはサポートを中心に! トリアは2人の救助をお願い! 私は正面からそうたさんの所に行くわ! …………倒す訳じゃないから威力とかは気を付けるように!」


「了解!!」


「……………………ラジャー」


 ――――――――そうして3人が動き出した。


 まずアリーナが魔法を展開した。


「これでどうよ!? トリア!!」


 轟音と共に砂が宗太を覆っていく! その隙をついてトリアが2人を軽々抱えて離脱した。


「………………完了」


 最後に正面で待機のエリナが砂から出てきた宗太に飛びかかる! 鞘から剣を抜かずに宗太に向かって振りかぶったが…………それは宗太には当たらず元の場所へと投げられてしまった。


「んっ!! …………中々やるじゃないですの」


 次の瞬間3人は宗太の魔法に驚愕する事になった。


「バーン……スーイ……アース……エレキ……」


 宗太は自身が出せる全ての攻撃系魔法を詠唱した。


「はっ!? 同時に4種の魔法詠唱なんて…………いくら初級とはいえ私にも出来ないんですけど……」


「……………………回避……不可」


「そうたさんって一体何者なのかしら? ……とりあえずあれはどうにもできなさそうだし…………どうしましょうか?」


 3人が話をしていると横から1人が宗太に向かって駆け出した…………リュシアだ。


「ソーダさん! お願いだからもう止めてぐだざい!! わだじ達は大丈夫でずし、今攻撃じようしてるのはエリナさん達でず!! …………お願いだから止めて……優しいソータさんに戻って!!」


 泣きながら抱きつき、リュシアが言った。


 それに対して宗太は手で頭を押さえて苦しそうに言った。

「…………リュシア……?…………エリナさん達を攻撃……?…………もう大丈夫…………?」


 そう言って宗太は意識を失ったのであった。

お読みいただきましてありがとうございます。

誤字、脱字や何かご指摘があれば優しく教えて貰えると嬉しいです。

後、ブクマや評価、感想やイラスト等もいただける方がいらっしゃいましたら幸いです。

よろしくお願い致します。

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