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新たな客~宗太のブチギレ~

朝になりリュシアとご飯を食べる宗太!

今日はエリナ達は外出! するとそこには新たなお客さんが…………普通じゃないお客さんに宗太がとうとう………………。


H29/8/23 修正致しました。

 翌朝、まだ少し暗い時間に目を覚ました。

 眠たい身体を頑張って起こし、身支度をして小屋を出た。


「ん~…………昨日は朝が早くて夜が遅かったからまだ少し眠いな……でも、これからこんな生活が続くだろうし馴れなきゃな!」


 そんな事をいいながら宿に向かった。玄関を解錠して中に入るとキッチンから音と良い匂いがする…………。

 匂いに釣られて宗太が食堂に入り声をかけた


「リュシア、おはよう! ちゃんと寝れた?」


「あっソータさん!! おはようございます! ん~……寝ましたけど、正直まだ少し眠いですね」


「俺もまだ眠いよ……お互いに早く馴れなきゃね! そういえばミリアは?」


「そうですね!…………すいません……多分まだ寝てます。すぐ起こして来ますね!!」


 キッチンから出ようとするリュシアを慌てて呼び止めた!


「あっリュシア!! 別に気にしない大丈夫ですよ! ミリアも昨日は頑張ってくれましたし、夜も遅かったから寝かせてあげて下さい」


「…………すいません。ありがとうございます! じゃあ、とりあえず朝食の準備終わらせちゃいますね!」


「はい! お願いします」


 そう言ってリュシアは朝食の準備を続けた。


 あぁ~やっぱりいい匂いだなぁ…………さっきよりお腹が減ってきた。


 ちょっとしてリュシアが朝食を持ってキッチンから出てきた。


「おまたせしました! どうぞ食べて下さい」


「えっミリアは待たなくていいんですか?」


「はい!!起きて来ないあの娘が悪いですし、どうせ寝起きですぐ食べられないですから…………お待たせしちゃうので先に食べちゃって大丈夫です!! 私も食べちゃいますから、ソータさんも気にしないで食べてください」


「そうですか…………わかりました! じゃあお言葉に甘えて先にいただきますね」


 そうして2人で食事をしてゆっくりしていると、リュシアが話をしだした。


「あの~…………ソータさん? 昨日の夜の皆さんとの話ですけど……………………気にしないで下さいね!!」


 宗太は少し考えてから答えた!


「昨日の件ですね…………わかりました……ただ少ししか聞いてませんが…………嬉しかったです!」


 宗太の答えに驚いた顔のリュシア。


「えっ?」


「正直前の世界でもあまり人に好かれたりはしてなかったので…………特に女性関係は壊滅的でしたから……一緒にいる人からの好意はどんな好意でも嬉しかったです!」


 その宗太の答えにリュシアが下を向いて聞こえない位小さな声で言った。


「だって…………ソータさんが優しいから…………」


「えっ?」


っと宗太が言うとリュシアは慌てて答えた。


「いっいえ、なっなんでもないですよ!! あっ! ここの片付けして、いい加減ミリアを起こして来ますねっ!!」


 そう言ってリュシアはバタバタと片付けをして食堂から出ていった。

 一人になった食堂で天井を見ながら言った。


「…………俺は……優しくなんてないですよ…………」


 それからしばらくしてリュシアとミリアが戻って来た

 ミリアがこっちを見て申し訳なさそうに謝ってきた


「ソータさん…………起きれなくてごめんなさい!!」


 しゅんとしてるミリアに宗太が言った。


「大丈夫だよ! 昨日は初日で頑張ってくれたし、夜も遅かったからね! これから徐々に頑張ってね!」


「はい! 頑張ります!!」


「じゃあとりあえずミリアも朝ごはん食べちゃないな」


「は~い!」


 ミリアがご飯食べ始めたのを見て2人に話しかけた。


「じゃあ俺はカウンターに行くから2人共ここはよろしくね!」


「わかりました!!」


「んっ……ぷはっ…………は~い!!」


 返事を聞いて宗太はカウンターに向かった。

 宗太がカウンターに入ってしばらくすると、エリナ達が部屋から出てきた。


「皆さんおはようございます!」


「あらそうたさん! おはようございます」


「おはよ~ございま~す」


「……………………おはよう」


「皆さんちゃんと眠れましたか?」


「えぇ! とっても気持ち良く寝させていただきましたわ!!」


「ホントにちゃんと寝た~って感じだね!! …………最近はずっと外で寝てたしね」


「……………………安眠」


「それは良かったです! もう朝食も準備出来ているのでどうぞ!」


「それは助かりますわね!! じゃあ早速いただいて来ますわ!」


 そう言ってエリナ達は食堂に入っていった。


 わいわいと女性達の声が聞こえている。

 しばらくしてエリナ達は伝票を持って出てきた。


 ……………………朝から別メニュー?


「そうたさん、ごちそうさまですわ!!これお願い致しますわね」


 エリナが伝票を渡す。


「はっはい!」


 宗太が受け取り計算をする。


「…………2,500リルムになります。朝からいっぱい食べましたね?」


「そうですわね……でも、リュシアさんの料理が美味しすぎるのですわ」


「ホントに美味しいよね~!!」


「……………………美味」


そう言いながらお金を払うエリナ達


「確かにリュシアの料理はホントに美味しいですね!」


「そうたさんもいっぱい食べるそうですね! あっそういえば延長の件ですが、3日程お願いできるかしら?」


「ついつい食べちゃいますね! 3日ですね……ありがとうございます! そうしたら追加の3日分が10,800リルムになります!」


「はい! こちらでお願いしますわ!」


 11,000リルム渡されたので宗太はお釣りをエリナに返した。


「では、200リルムのおかえしになります」


「とりあえず今日の日中は辺りの散策をします。一応夕方過ぎ位には戻ってくる予定ですわ!」


「かしこまりました。美味しい夕食を用意してお待ちしてますね!」


「まぁ! それは楽しみにしてますわね!」


「お腹がいっぱい減らして来ないとね!!」


「……………………食べる」


 そうして3人は部屋に戻り、直ぐに準備して出掛けていった!


 それから宗太はリュシアとミリアに3人が3泊延長した事を伝えてカウンターに戻った

 お昼を過ぎ夕方にはならない位に突然玄関のドアが開いた。


 んっ? エリナさん達か? 戻ってくるのにはやけに早いなぁ。


「ったく疲れたぜ! おぅ亭主! 部屋は空いてるか?」


「けっ! お前が余計な事しなきゃもっと早かったんだよ! おい!? 空いてんなら早くしろよ!」


 目の前にいるのはエリナ達ではなく、男性の2人組の来店だった。


 …………なんか態度悪いな。


「大部屋と個室両方とも空きはあります! 料金表がこちらになりましてこちらをご記入お願いします!」


「ちっめんどくせ~な!! …………しかも高ぇし……どうすんだよ!?」


「ちっうるせ~な! おい! もっと安くなんね~のかよ?」


「…………こちらがギリギリの価格設定なので……お安くは無理ですね!」


 なんかめんどくさそうだし、最悪断られてもいいや。


 そんな感じでやり取りしていると食堂からミリアが出てきた!


「あっソータさん! お客さんですか? いらっしゃいませ~!彩の宿へようこそ!!」


「おっ中々可愛いのがいるじゃん! おい! ここ泊まるぞ!!」


「だな! おい亭主! とりあえず個室2部屋1泊で朝夕食だ!」


「…………かしこまりました。1部屋1,700リルムです。それとこちらも記入お願いします!」


 2人はめんどくさそうに文句を言いながらお金を払い記入した!


 アレス

 人族

 冒険者☆剣士☆

 1泊

 個室

 朝夕食


 ジャック

 冒険者☆格闘家☆

 1泊

 個室

 朝夕食


「では、部屋に案内致します!」


「あっちのお嬢ちゃんに案内してもらうわ!」


「そうだな! あんたはここにいろよ!」



 ミリアが少し怯えながらキョロキョロしだした。


「えっえっ…………私!?」


「彼女は別の仕事が忙しいので申し訳ありませんが、私が案内します。どうぞこちらです。」


 強引に自分で案内をすると……アレスが暴れそうだったがジャックがアレスに耳打ちし大人しくなり部屋へと向かった。


 ……………………嫌な予感しかしない。


 宗太はそう思いすぐに食堂に向かった

 食堂に入りすぐにミリアに声をかけた。


「ミリア! 大丈夫?」


 ミリアはちょっと苦笑いになっていた。


「あっソータさん…………大丈夫だよ! ……ちょっとびっくりしただけだから…………」


 思い出して怖くなったのか、震えながら言うミリア。


「無理しないで大丈夫だよ! 食事の時は俺が運ぶからミリアはリュシアの手伝いをしてあげて!」


「はい…………ごめんなさい」


「ミリアが謝る必要なんてないよ!」


 続けてリュシアにも声をかけた。


「リュシアも必要以上に対応しなくていいからね! ちょっとガラの悪い冒険者達で1泊だし、俺が基本対応するからさ!」


「…………わかりました。ただ…………ご無理はしないで下さいね……」


「わかりました! ただ2人も何かあったらすぐ言って下さいね!」


 頷くリュシアとミリア。

 話が終わり、カウンターに戻るとアレスがカウンター前にいた。


「おい! なにやってんだよ!? こっちは待ってんだよ!」


 はぁ…………なんでいるんだよ…………。


「お待たせして申し訳ありません。どうされました?」


「どうされましたじゃねえよ! お前宿の説明とか何の説明もなしかよ!?」


 あ~忘れてた…………本気でめんどくさい。


「申し訳ありません。今から説明させていただきます。」


 するとアレスが凄んできた。


「あぁ! 待ちくたびれて立って聞くのダルいから部屋で説明しろ!!」


「はぁ…………」


「いいから早くしろよ!」


 そう言ってアレスが部屋に向かったのでしぶしぶ部屋で説明をするが、説明を聞いてもあぁとへぇしか言わない。しかも、全くこっちを見ない。


 ……………………コイツ聞く気あるのか?


 そのまま一通り説明が終わると部屋の外から小さいが声が聞こえた。


 ――――――リュシアの声だ!! 何か揉めてる!?


「ちょっと失礼しますね!!」


 そう言って部屋を出ようとするとアレスがそれを止める!


「おい! 誰が説明終わっていいって言ったんだよ!?」


 あぁ~そう言う事か…………俺はなんてバカだったんだ。

 コイツはもう一人が行動する時間を稼ぐだけの為に俺を部屋に呼んで聞く気のない説明をさせていたのか…………ヤバイな。

 …………………………久々にキレそうだ。


「…………離して下さい」


 宗太は無理矢理アレスの制止を外し、部屋を出て食堂に向かう!

 食堂に着くとジャックが部屋の中心にいて部屋の角にリュシアとミリアがいた。状態的にリュシアがミリアを庇う形になっている。


「リュシア!! ミリア!!」


 大声で呼びながら部屋に入る。


「…………っ!! ソータさん!」


「ソータさん!? 助けて!!」


「ちっもう来やがったのかよ! あのバカ使えねぇな! おい! 亭主? お前何しに来やがったんだよ!?」


 安緒の声と助けを求めるリュシアとミリア

 それとは反対に、ジャックは逆ギレ気味に絡んできた。


「おい! シカトしてんじゃねえよ!? 何しに来たんだよ? 今からこの2人と仲良くするんだからとりあえずお前は消えろよ!!」


「…………うちの従業員に手を出すのはやめてください! 2人共怖がってるのがわからないんですか?」


「うるせ~んだよ! お前はあの2人の旦那か? それなら手を出さねえよ! どうなんだ?」


「っ! …………旦那ではないです。でも、うちの大事な従業員なのでやめてください」


「もうなんでもいいからさ! さっさと消えろよ!!」


 そう言って振り返り、リュシアの腕を掴むジャック。


「いっ嫌!! 離して!!!」


 アレスの行動に頭の中の何かキレそうだった。

 ジャックの腕を掴み、さっきとは違い静かに言った


「その2人は俺の大切な人達だからこれ以上何もするな!!」


 その声のトークと口調に他の3人がビクッとした。

 ジャックは一瞬ビックリしたがすぐに反応した。


「……はっ? なんでお前に命令されなきゃいけないんだよ!? いい加減消えろよ!」


 そう言いながら興奮したジャックがリュシアを掴んでた腕に力が入る!!


「痛っ!!」


――――――――――――プチンっ――――――――――――。


 次の瞬間…………ジャックは宙に浮いていた!

 宗太が握っていた腕を取りそのまま投げに入っていたのだ。


 ただ背中から落とされたジャックは今の動作を理解が出来ていなかった。


「いてっ!……あっなんだ??」


「しゃべるな! とりあえず外に出ろ。ここじゃあ物が壊れる!」


 そう言われてジャックは宗太に投げられた事に気付いた。同時に怒りが込み上げてきたのだった。


「てめぇ~! ふざけやがって…………ただですむと思ってんのか?」


「それはこっちのセリフだ!」


 そうしているとアレスもやって来た。


「ん~だよ! まだ終わってないのかよ!?」


「…………とりあえずどうでもいいからお前ら外に出ろ」


「おっなんかコイツさっきとキャラ変わってんじゃん!」


「お前らは言葉がわからないのか? 2人共相手になるからさっさと出ろ」


「ふっ2人相手になるか…………ホントにナメられてんだな!!…………じゃあお望み通り出てやるよ!>


「まぁ安心しろよ! お前の後は俺達がちゃんと2人の面倒を見てやるからな!!」


 そう言いながら先に外に出る2人。リュシアとミリアは恐怖で動けない中、最後に宗太が出ていくをただ見ているだけなのであった。

お読みいただきましてありがとうございます。

誤字、脱字や何かご指摘があれば優しく教えて貰えると嬉しいです。

後、ブクマや評価、感想やイラスト等もいただける方がいらっしゃいましたら幸いです。

よろしくお願い致します。


次話宗太の無双回になります。

戦闘シーン等が嫌いな方はごめんなさい。

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