第8話 仲間
ダンジョンをでて、戻ってきた俺たちに、アナウンスが届いた。
【これより、パーティーメンバーの発表をいたします。 パーティーメンバーのところへ転移させます。 また、この世界での活動によって、パーティーの上限数を増やしていくものとし、最初は2人ということにします。
それでは、これから飛んでもらいます。
…全然飛ばないけど?
「どこにもいかないけど、大丈夫なんかなぁ、
くないくん!」
「えっ?
気づいてないの?
俺がパーティーメンバーじゃん!」
うええぇえぇえぇえぇえぇえぇ?!?!
まじで!?
「ほんとに?」
「ホントだよー、鑑定で自分のステータス見たらはじっこのほうにボタンみたいなんがあるからさ、それ押したら俺のステータス見れるよー。」
あ、ホントだ。
ステータスチェックっと。
種族名 人 名前 シノブ レベル7
HP 25 MP 40 スキル 「忍」 「暗殺レベル1」 「忍び寄る影レベル1」
A 15 「風魔法レベル1」 「鑑定レベル1」
D 4
M 15
MD 4
S 15
攻撃力によった能力配分だな!
耐久はずいぶん脆いけど、早くて、攻撃力もあるし、ていうかこのスキルは何だ?
忍は多分俺の勇者と同じだけど、暗殺と忍び寄る影は?
「暗殺」・・・
相手に不意打ちを食らわすときに攻撃力が、レベル×0.1倍上昇する。
「忍び寄る影」・・・
隠れるときに見つかりにくくなる。レベル×1秒間使うことができ、再発動までの時間 は、10×(11ーレベル)分
強い。間違いなく俺よりも強い。これは頼もしい仲間が増えたぞ!
っていうか、俺にできること全部あいつできるくね?
・・・やばい、どうしよう?