第二話 パーティー
どうすればいいかなぁ、これ・・・ まさかこんなことになるなんて思ってもなかったんだしなぁ・・・
【異世界転移実行組織より、転移者へ】
は、なんか聞こえてくる!?これは、ゲームのシステムメッセージみたいなやつか!というかちょっと混てくれるか?これは、組織がやったこと?ってことは、黒幕がいるっていうことだよなぁ・・・
なんてアホ迷惑なことしてくれてんだよ・・・
【これより、ステータスを振ってもらいます】
あ〜はいはい、ステータスね、ステータス。まあ俺は、どうせなら勇者っぽくなりたいから、主人公らしく、超万能戦士かな! バランスよく配分して・・・と。よっしゃできた。
完璧だぜ!次はなにするんだ組織さんやー?
【これより、ランダムで、初心者用ダンジョンに、10人ずつ入ってもらいます。その戦い方や、性格、敵を倒す、アシストするなどによって得られるスコアによって判定し、パーティーを作ってもらいます。】
ホーホー。つまりは今からダンジョンに入るってことね。まあ初心者用っていってるし、スライムしか道中は出てこず、ボスが、パワーアップスライムとかなんじゃないかな?多分そんな気がする。
【では、これよりダンジョンに入ってもらいます。】
えっ、チョッ、心の準備というものが・・・
・・・・・目の前には、予想した通りのスライム。 後ろは壁。 仲間は・・・別のスライムと戦ってるね。うん。逃げなれなさそうだなー。初戦闘になりそうだ。