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勇者と名付けられ人間の国から追放された魔寄せ体質の第一王子は、魔物の国でも「一般人に被害が出る!」と問題視され、曰くつきの護衛三人と共に、問答無用で異世界へ飛ばされたのだった

作者:礼(ゆき)
【完結】人間の国には魔寄せ体質の王子がいた。どこにいても魔物を引き寄せる第一王子フェルノは王城の敷地の端にある小さな屋敷に黒騎士リオンと白騎士ライオット、そして魔法使いのアノンという護衛三人と共にくらしていた。この度、弟の第二王子が十二歳となり、正式に王太子となることが決定した。邪魔になったフェルノは勇者という称号を与えられ、三人のお供と一緒に魔物の国へと、魔王討伐という名目で追放されるのだった。
魔物の国には第一王子が来ることは伝えられていた。魔王城には魔王の他、四天王と人間の国より名づけられた魔王の娘が四人いた。そのうち一人が勇者たちに接触する。魔寄せの体質の王子たちは魔人が住む街道を歩き、魔王城に行くという。勇者は四天王の一人と街道の魔人を傷つけないと約束するも、フェルノの体質に呼び寄せられた魔物が街道を襲おうとする。その出来事から、魔物が街道を襲い一般人である魔人が害されることを恐れた四天王たちは、勇者一行を異世界へと飛ばすことを決定した。
魔王城には、すでに人間の国から宰相の子息と魔術師が協力者として赴いていた。
四天王四人と魔術師は、魔王城に入る橋の上で、魔法使いアノンの裏切りを得て、異世界へと四人を飛ばすのだった。
飛ばされた四人は、二人一組に分かれていた。さらにフェルノとアノンは性別も変わってしまう。
魔法使いアノンと白騎士ライオットは、大樹がそびえる森に飛ばされ、そこに暮らす森の民に出会う。突然女の子になってしまったアノンは呆然自失。ライオットは保護者のような役回りとなり、森の民の元で厄介になることにした。
その頃、第一王子フェルノと黒騎士リオンは、砂漠にある環の国に召喚されていた。国と宗教に召喚されたフェルノは、身の危険を感じ、相手の望むままに、妹姫を模して女性を演じることに徹する。召喚されたフェルノを彼らは聖女と呼び、近々復活する世界を滅ぼした魔神の切り札であると告げるのだった。
※二つ名小説:ユーザーが自身のユーザー名を元に二つ名をつけて楽しむなかで、希望者の二つ名を小説の登場人物として書かれた小説になります。
(構想期間:2021年10月日24~30日:執筆期間:2021年10月30日~2022年4月26日:(C)礼)
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エピソード 201 ~ 223 を表示中
198,内部世界
2023/04/24 07:00
199,変な猫
2023/04/25 07:00
200,切断
2023/04/26 07:00
202,救出
2023/04/28 07:00
203,男と女
2023/04/29 07:00
204,悔し涙
2023/04/30 07:00
206、青い炎
2023/05/02 07:00
207,消滅
2023/05/03 07:00
208,母
2023/05/04 07:00
210,紛い物
2023/05/06 07:00
212,遠慮
2023/05/08 07:00
213,行末
2023/05/09 07:00
215,捨て犬
2023/05/11 07:00
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