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水屋詩集  作者: 水屋 燈
5/40

手中に / ワンムービー


「手中に」



雲に隠れた太陽を掴み

いつか本物が欲しいと思ったのだ

手の中動く熱と光の塊が

すべてのものの命を動かす

人生を変える

目に焼き付いたままの風景は

まだ僕の脳を放してはくれない


いつか誰かの蝋燭の火を

再び灯せるものになりたいと思ったのだ

残った蝋が全て熔けるまで

眼下に広げた無数の炎が

すべてのものの命を意味する

生死を変える

手に遺った火傷の痕は

まだ僕から消えてはくれない



「ワンムービー」



三十秒の絶句 

音をつけたし色を塗った

ワンカット、ワンカット

一秒ごとに君の思い

笑ってしまう君の取り繕い

これでお終い。そう思えやもっとマシに


グラス越しに見る笑顔。

もっと簡単に生きられる筈でしたが、

残念ながらここで難易度は分かれました



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