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水屋詩集  作者: 水屋 燈
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生きることができない


猶予は、一秒、

一秒もない

それでも僕は

伸ばせない手を伸ばす妄想をして

生ぬるい水槽の中で夢を見て

やわらかな快楽をわずかに享受して

それだけで満足だと言う


つまりは、

人生を生きる気がないんだ


自らの苦痛を抱え込む気がないんだ


愚かに

愚かに

ただ望んでいればいいのに


苦しんだり、悲しんだりして、

傷を受けて、

泣いて、転んで、

血が流れて、

それでも太陽に向かって立ち上がる


それは、なんて、美しい生き様だろう



僕は人生を生きる気がない


夢なんて無いし、やりたいこともないんだと、

そう言うのは痛みが内包されているからだ

嘲笑が内包されているからだ

挫折が内包されているからだ


楽観的に、

楽しく、

生きているような気がしているだけなんだ

ここで満足だって言って、

僕はもう人生の可能性を打ち切っているんだ

つまりは、僕は人生を生きる気がないんだ


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