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水屋詩集  作者: 水屋 燈
34/40

嘘がほしい


嘘でもいいんですよ

ねえ先生

これから、もっと良いことがあるって、

言ってくださいよ

嘘でもいいんですよ

希望を、話してくださいよ

明るい話をしてくださいよ

嘘つきになってくださいよ

嘘つきでいいんですよ


ねえ、先生、

貴方はかっこいいんですよ

私はまだ信じてますよ

先生、

ねえ

大人になる前に、

忘れちゃいけないことを教えて下さいよ

それがどんな寓話だったとしても、

私はずっと信じていきますから


他の奴らは

狡く、賢く、絶望して、

暗がりばかり好きになるようになってしまいましたけど

大人に近づいてしまいましたけど

私はまだ、夢を見ていますから

私のために、嘘をついてくださいよ

有り得ない未来の話でいいんです

これから、もっと良いことがあるなんて、嘘、

青春も、若さも、終わっていく、私たちに、

嘘をついてください


どうしたって、辛いことだけは必ず訪れるんですから

先生こそよくお分かりでしょう

だから、正直者でいようとしないでください

みんないつかは嘘をつきます

私もいつか大人になります

けれど、まだ、

私のために、希望を、嘘を、

それくらいは、言ってくださいよ

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