えげつない作戦会議と一滴きの可能性 1
あの……本当にごめんなさい。
夏にこれ含め二本投稿無理でした。いや時間はなかったです。
あんまりいうのは恥ずかしいですが受験の気晴らしで書いてます。
いや…見てくれるだけで嬉しいです。
おかしな点は逐一直していくのでどうか寛大な心でお読みください。
読者様、いや御読書閲覧者様。
それから皆さんコロナ気をつけて!私は3月から4月にかけてテレビ等を見ないので、コロナはキノコの毒等でそれが中国で絶賛流行って、そこから浸透していると思っていましたがサーズとかと同じなんですね。後熱中症も……気をつけて。
町子ちゃんとの小説感想会の1時間前、待たせていたアークネスを含め4人、俺たちを転移者と知るもののみで会議を行った。
「目先の疑問点、それからこれからの行動を一度立てておいた方がいいと思って開いたけどいくつか良い案とかあるか?」
「そうですねぇ……私が感じた中で起きたことといえば概ね三つほど」
「隊長も、今はもう隊長じゃないのか…ゴホン…ぼ、僕も同じくらいかな?」
さっそく案が出てくるが、問いに対してすぐ出てくるあたりはさすがと言うべきだろう、とにかく二人とも政府で働いているだけはある。
…あと町子ちゃんが僕っ子とは意外だった。
「僕たちは概ね2つ、3つだけどアークネスちゃんは?」
「私もそのくらいッスかね。大体内容は2人と同じでしょうけど気になった点はいくつかあるッス」
「えっと……じゃあ私から最初いいですか?」
一息つき、バックから少し長めの地図を取り出す八千代。
「これまで凪人さんは数多くの不運に見舞われてきたわけですけど、いざと言う時私たちがいなかった場合自分一人で回復もなしに生き延びれると思いますか?」
………あれなんかちょっと説教から入る感じですか?
「あの、はい。おそらく絶対に無理です。屋敷から出ることが先ず出来ないし…」
「そうです。幸い今のところ一部を除いて死んでも蘇生できるような外部にほとんど影響のないものばかりでした」
「確かに兄貴はこないだので致命傷になるほど受けていたッスからね」
「だから今私たちがいるこの世界について知ることが、今後の方針を考える上で、そして凪人さんが無事でいられるために1番大切なことになってくると思います」
八千代に言われて気づくが、この世界に来て訪れて場所なんて二つしかないわけで、未だにどんな世界なのか深く考えたことがなかった。
「これが一つ目ですね。そこで先ずは立地を知っておく必要があります。逃げ道、それから何かあったときの集合場合、最低限これらは必要だと思います」
「それは僕も賛成かな。凪人くんは常に僕たちといないといけない、ってことは裏を返せば僕たちが自由に出来る時間がなくなるってことだからね」
確かに自分に置き換えてみたらわかるが四六時中は逆に厳しいだろう。
「そして2つ目にこの世界についてなんですけど、この都市がローマと外の世界から呼ばれていると聞きましたよね?」
「それはセシリアが言っていた話だっけ?」
セシリア自身が他国からローマと呼ばれていると言っていたし、あるものはどれも今のローマにそっくりだというより同じだ。
「そのことについて調べてみました。というのもなぜ私たちはあの時何も考えずに自分の好きな世界が選べたのか、シードを設定することができたのか、なんで凪人さんに都合の良い世界があったのか、そして異世界なのになぜ地球のローマという名が存在するのかです。
確かに私は凪人さんに言われてそれっぽい世界を探してみましたけど、ローマなんて情報なかったですし、現世と同じ建物があることに違和感も感じませんでした」
「このことについては僕からも。八千代ちゃんと僕もこの世界が出てきて凪人くんを飛ばしてしまった後、不幸についての欄で審議があったんだ。
それから少し変だなって思って上の人たち、つまりは上層部に聞いてみたんだけど返答は一切もらえなかった」
一気に言われて頭がこんがらがるが、考えてみればそう簡単にあんな無理難題な世界が選べるわけがない。
「その上、他の世界に行ったニートの人たちについても僕にはほとんど連絡が届いていない。僕の中では本当はMMOのような仮想空間にみんないるのではないかと思っているんだけど…」
「いやそもそもここには歴史があるッス。だから他の世界については知らけどこの世界は存在するということで間違いはないと思いますッスよ?」
そう言いながらこれまで俺たちの話を遠くから聞いていたアークネスが話に加わった。
「そうなんだ。たしかに仮想空間だと仮定したらそこまで複雑な歴史は作れないしね。
そうなると歴史があるならますます現世にあるものが存在するのはおかしいなぁ。
……でも考えてみればゲームの世界だとしてもこうやって凪人くんの身体にしがみつくことはできないしね」
そう話しながら真っ正面から眼鏡を光らせ抱きついてくる町子ちゃん。八千代よりも幾らかある胸がお腹に当たって少しむず痒い。
「……ゴホン、話を戻しますけど私の中ではパラレルワールドではないか?もしくは本当に完全な異世界で地球人が過去にやってきたことがある、もしくは地球上の一部をコピーしたような世界に飛ばされたと考えています」
なるほど。でもだとしたら八千代たちが自由に行き来できるのは少しおかしくないか?
完全に隔離された世界ならそれこそ日本に帰ることもできないだろうに。
「ならどうして帰れるんだ?」
「「…………」」
「そうなんですよ。それが3つ目です。なんで帰れるのかは私たちにも分からなくて、気づいたら元の世界にいて変わらない街並みで…」
「そして僕も何度か凪人くんをこっちの世界に来てもらおうとしていたんだけどそれができないのさ。
帰すことが出来ないのは条件を達成していないからか、凪人くんの身体が海にいて死んでいるのかわからないんだけどね」
「町子ちゃんそれ以上はまだ………」
「と、とりあえず条件を達成してからそれは考えようか。あとは浅なんとかだっけ?多分浅田透だよね?彼も同じリストに載っているんだ。
あれは八千代ちゃんとなんとか始末しておくから心配はしないで、とにかく先ずは自分を死ななくていいように強化することね」
そう町子ちゃんが言ってくれているが浅田の言葉が出た時場の空気がとてつもなく殺気に満ち溢れていた。
「じゃあ私たちからは以上かな。案としては凪人くんの強化、それからこっちでの暮らしの上での対策かな」
何気に、というよりかなりしっかりとした案が出てきたので正直びっくりしている。
国の中心で活躍しているからというより彼女たちの性格、考え方がきっとすごいのだろう。
「じゃあアークネスの前に俺からひとつだけいいかな?」
割り込みしたようで悪いがどうしても先に話しておきたいことがあった。
日記はこれから2万字に一回のペースで出すか3部に一回出すか考えています。
よかったらこうしたほうがいいとかもっとこうしたら面白いとかも書いてくれると投稿者の受験の辛さが和らぎます。




