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えげつない日記3


日にちは多分1ヶ月過ぎたからわけだから10月6日。

天気は俺の中では曇り、いや台風のど真ん中にいる気分。


不幸な世界に来て起こった出来事を今日はいくつか紹介して、俺が今どんなに辛い状況にいるか知ってもらおう。


1.部屋に引きこもっていたら高確率で死ぬ


パターン1

コーヒーを片手に優雅に読書を楽でいたらどこからやって来たかわからないシアン化カリウムが入っていた。


パターン2

珈琲に注意して口をつけないと代わりのジュースがやって来た。

とてもおいしいジュースですね、そんなことを言いながら死んだ。

リシンとやらが入っていたらしい。


ここからは部屋では自分が作ったもの以外飲まないようにした。


パターン3

飲み物は一切口にしない、食べ物も一切口にしない、そうしているとお腹が空くため外に出ようとする。

部屋を出るや否や4分の1でランバと言うお掃除ロボットと鉢合わせになり、執事なのに『敵、発見」と言われてビームで焼き討ちになる。

それに2分の1で執事長のラハムさんに会ってお嬢様の身の上話を何時間も聞かされる。

まぁまだこっちの方がマシだが……というかスタンバイしてるまであるかもしれない。


じゃあ外に出ればいいじゃんかと言われるが出れないんだよ!


2.万が一外に上手く出れた時及び外にいる時


必ず1日1回は宗教勧誘、もしくは新手の詐欺を仕掛けてくる。


飲食物は大体の確率でぼったくられる。

定員さんに聞いても返ってくる言葉は「お釣りはありません、ありがとうございました」とNPCみたく永遠と話かけてくる。

そのくせ俺以外がいる時は正常に戻って話す。


腹が立ったので試しにこっちがぼったくったら、マジの腹パンと蹴りを入れて来て「お釣りが足りません」だってさ。

はっはっはっは……本当に楽したい。


だがこんな世界にもメリットはある。それが八千代だ。

八千代がいれば飯に毒は入れられないは、ランバには一度も合わない。

外に出ても宗教勧誘されないし、飯はぼったくられない。


多分この手紙が今あなたの手元にある時には俺の身体は八千代依存症になっているだろう。


…………末期なんだ。

この前どこにも離れたくなくてお風呂、トイレ、部屋までついてったら殺されかけた。


ここはえげつない世界だ。精一杯生きたい。楽したい。



政府(町子)のコメント

凪人さん以外の外部のものがいる場合影響は最小限に済むんですかね?

興味深いです。


私が来たので少しは楽になるはずです。

流石にトイレ、お風呂は無理ですがお部屋ならいても構いませんよ?

私の本の読者になってくれるのならばぜひ。



凪人の返事

それはそれでなんか嫌かも。

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