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元暗殺者だった男  作者: 藤桜
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獅子王の螺旋迷宮 第十三階層 前編

お久しぶりです。

お待たせしました!

復活の藤桜・・・とか言いつつ来週の水曜まで更新できない・・・・・・すまない。

(>_<)

「綺麗ですねぇ。」

「暢気なことを言っている暇はない。・・・・・・早速敵だ。」


現れたモンスターはカニの外見をした、緑色の鋏が四本ある奇妙なモンスターだ。

約身長2m、横幅5mの巨体に似合わず横走でかなりの速さで突っ込んでくる。


「ユアは、足止め。ミラは一撃で倒せ!」

「ッ『氷結の帳は 汝を縛る戒めの鎖 氷牢』」


氷の壁と鎖でカニの動きを止める。

同時にミラの詠唱が始まり・・・・・・


「・・・『終わりを告げる 時と退廃を与え過ぎ去る風よ 終局を知るは汝のみ 終世の風』」


そして、灰色の風がカニに絡みつき生命活動を退廃させる。

断末魔を上げる間もなく命を絶たれたカニは、ゆっくりと崩れ去っていく。


「十三階層に入ってすぐ戦闘は予想外だったが、レベルアップで使えるようになった魔法は凶悪だな。二人とも」

「そうですね。足止めからの限定即死攻撃。」

「・・・うん。モンスターの強さによって、風を纏わせないといけない時間が長くなるけどこの階層なら多分一律十秒くらいだと思うよ。」

「なら、この階層は二人に任せる。俺はまだ本調子じゃないから後ろからチマチマ魔法を撃って援護する。」

「了解です。」「・・・りょか~い。」


浜辺付近を散策しつつ、先ほどのカニ(マッドグリンシェル)を狩りつつ階段を探す。

浜辺は綺麗な円形をしており、遠くにはほかの島も見える。

が、ここのみは中央が海水で埋まっており偶然出来たという様相をしている。

中央の海水だまりにはモンスターはいないようだが、時折カニが水浴びをしている。


「さて、ここ周辺に階段はない。なら、次の島に行くしかないが・・・・・・」

「遠いですね。」

「・・・また撃たれる?」

「それは勘弁したいな。と言っても、海中を進む手段がない。」

「海中を進むには、青銅属性魔法『潜水』かアイテムの『空気圧縮玉』が必須ですが、アイテムはモノトーンでは販売されていません。そもそも高価ですから、行商だと吹っ掛けられますしね。魔法のほうは、残念ながら青銅属性魔法はまだ、カタナさんに習得してもらっていませんし・・・・・・」

「・・・ならどうする?」

「一つ、案があるんだが・・・・・・」

「何でしょう?」

「さっきステータスを見たら、烙印の第四魔法が解放されていてな。これを利用すればもしかしたら海を無視できるかもしれない。」


そして・・・・・・・・・・


「ではいきましょうか。・・・・・・検証するよりもやってみたほうが早いですからね!」

「・・・さっきまでダダこねてたのはユア。」

「それは言わないで!」


そして、十三階層の探索が始まる。

最後までお読みいただきありがとうございます。

次回更新は、翌週水曜を予定しております。

(; ・`д・´)

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