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A/P  作者: 天辻制作委員会
2/4

prologue―side/P

どうも、「天辻制作委員会」です。


こちらは皆さん知ってるのかな?天儀凌、もしくは神田 継一です。


のんびり執筆するつもりだったんですが、


ものすごく早くside/Aが終わりやがったので、


執筆しました。


こっちは一人称、三人称の混じりものです。


何がどうなってるのか解りづらいと思います。

暗闇に映る影とは良く言ったものであるが・・・

街灯すらほとんどないこの町は、まさに暗黒と言っても差し支えなかった。


そして、そこには複数の人影がいたのだった。

しかし、おかしい。


どうみても一人に数人はいるはずなのに、

逃げている。そう、逃げているのだ。


たった一人の少年と思われる男に。


「はっ、はっ・・・はっ!なんで、なんで!?」


逃げているこの男、学生で成績不良層であったものの、努力してきた人間だ。

少なくとも他の学生とは一線を画してきた。

暴力もそこまでふるわなければ、学業も中間層に迫る勢いだった。

腕っ節は確かにそこそこあったのかもしれない。


しかし・・・。


「いい加減にしろよ、あんた・・・」


「っ!?」


「逃げてくれても時間が面倒なだけなんだぜ?」


後ろから黒としか言い表せないこの少年、背は160cmあるかないかと言った所だろう。


対して、学生は170cmはあった。体つきも悪くない。


しかし、彼は追われていた。


どうして!?何故!?


そう言えば・・・確か漆黒の子人と呼ばれている風町学園伝説があったという噂が・・・。



「追いついたぜ、あんた・・・」

「なっ―――!?」


そんな、全力で走っていたのに!?


「あのさ、俺もさっさと終わらせたいんだよ・・・だからあんた」


「う、うあああああぁぁぁぁぁ!!!」


突っ込んだ、本能の赴くままに・・・ただ愚直に、ひたすら前に、希望を見いだそうと。

生きようと、相手を潰そうと、前にだけ進もうとする。


「悪いが、そんな道は俺にとっちゃ簡単に止められる」

「えっ?」


しかし、それは一瞬。希望が無くなるのも、ただ一撃が入ったのも。そして血が流れるのも―――。



一瞬。


「がはぁ!?」


口から血を吐く。何をもらったのか・・・・・解らない。何故こうなったかも解らないというのに。


「うっ・・・ゲホッ・・・ゴホッ・・・」


力が入らない、しかし本能なのか感性なのかそれともただの気まぐれか・・・学生は血に濡れようと這い蹲る。生きようと手を伸ばす。



だが一瞬。


「ぐばぁ!?」


「しぶといな、一発でくたばると思ってたのに・・・まったく面倒で、やりがいがある」

「うぇ・・・ゲェ・・・グホォ・・・」


しかし、動かなければ死ぬ。二発の暴力で死にかけている自分を引っ張り出そうと身体が動く。まだ動く。目を閉じれば楽になるのに、彼は閉じなかった、否、閉じれなかった。



ただ、恐怖故に・・・。


「はぁ・・・グッ・・・」

「まだ、生きようとするか・・・特別・・だったか?」


一体何を言っているのだこの男は?


「俺の名前を教えておいてやるよ、縦川止水たてかわしすいだ・・・最後に憶えておけ」


ここまで粘ってきた男の生涯は、急に現れた一閃によって・・・絶たれた。






「はあ・・・俺は止めてやるよ、■■■■を・・・」

どうだったでしょうか?


かなりブラックな内容に仕上げました。


ご感想ご意見どうぞ。






この作品は「天辻制作委員会」天儀凌、辻柊 玲の提供でお送りします。

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