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初めての戦闘――そして。
森の奥深くで、三人は強力な魔獣と遭遇した。
巨大な牙と鋭い爪を持つ魔獣は、一撃で木を薙ぎ倒す。リオは剣を握り、心臓を鼓動させながら立ち向かう。
「リオ、こっちだ!俺たちと一緒に攻撃しろ!」カイルが先陣を切る。
「魔法は任せて!」ミアも後方から火の魔法を放つ。
――しかし、次の瞬間、リオの目の前で信じられない光景が起きた。
カイルは魔獣の攻撃を誘導するふりをして、リオを狙った剣を振り下ろす。
ミアも呪文の一部をねじ曲げ、炎の矢をリオの方に向けた。
「な、なんで……?」リオは叫ぶ。
カイルは冷たい笑みを浮かべ、
「力を持ったお前を利用しようと思ったんだ。俺たちだけが生き残る――それが本当の強者だ。」
ミアも頷き、リオを包囲する。
絶望的な状況――だが、リオの胸の奥で、炎のような決意が燃え上がった。
『裏切る仲間なんて、最初から仲間じゃない!俺は一人でも強くなる――!』
リオはチート能力の限界加速を解放。剣のスピード、反射神経、魔力の制御――すべてが一瞬で跳ね上がる。
光の残像を残しながら、リオはカイルとミアの攻撃をかわし、魔獣と裏切り者二人に反撃を開始した。
「俺を裏切ったこと、絶対に後悔させてやる!」
裏切りによって、心の弱さを克服し、真の強さの一歩を踏み出す――これがリオの成長の始まりだった。




