エイリアンが出る?
素人怪談NO.17
私はオカルトが大好きなんです。
小学生の頃からあまり人と馴染めなくて、必然的に一人で土をいじくったり、机の上で寝ていたり、本を読んだりしていました。
最初はよくある学習系の漫画を読んでいました。歴史の人物とか、特定の状況で生き延びようとするお話とか、そういうのを読んでいたんですよ。
そこで出会ったのが七不思議とか実在したとかの怖いお話で、自然とそこからオカルトにものめり込んでいったんです。
ネッシーとかビックフッドとか、ポルターガイストとか…そんなのです。でも、一番ハマったのはエイリアンです。宇宙の神秘と言いますか、そういうものに惹かれていたのもあったんだと思います。
そんな子供なので、中学とか高校でも相変わらず大好きだったんです。中学生のときは自分の部屋で宇宙人を呼び出す儀式を行ったりして、親にとても怒られました。
あと、大学生のときに初めて宇宙人と遭遇する確率が高い場所とかに行って、直に見に行こうとしたんですよね。
結局、大学1年生のそのときは見れなかったんですが…2年生のときに「知久川市」のある森林に行けば会えるかもって、ネットの掲示板で情報が流れてきてて…情報もかなり詳細にk裂かれていたので、これは、行くしかないなってなりました。
現地に行ったのは、情報をつかんだ二日後でした。
午後11時ごろに宇宙人が大集合するなんていう森林に一人で向かいました。今思えば、かなり危険な行為をしていたんですけど、当時は全く自覚がありませんでした。
車を運転して2時間ちょいでしょうか、私は例の森の近くにあった駐車場に車を停めて、目的の場所に入っていったんです。
…結果はハズレでした。大外れです。
かなり長い時間探索してみましたが、タバコのポイ捨てや空き缶があるだけだったり、虫や小動物がいるだけでした。
ここもかって感じでしたよ。やっぱり、ネットって本当にあてにならないです。
だから、帰ろうと森から出て、駐車場に向かっていました。
そのときです。前の方から白い人?が歩いてくるのが薄っすら見えたんです。
私視力には自信があって、夜目も慣れればかなり視えるタイプだったので、こんな深夜に人がいるのと不審には思いましたが、もしかしたら自分と同じ目的を果たそうとしている物好きかと思って、そのまま通り過ぎようとしたんですよ。
けど、その人が近づいていくうちに、私は足を本能的に止めていました。
その人はガスマスクのようなものを頭につけていて、身体全体が白い作業服姿に覆われていたんです。
そして、彼の左手には黄色い謎の生命体が引きずられていたんです。血のようなものが首から下に流れていたのを、わずかにですが見ることができました。完全に息は止まっていて、目が複数あって、とても気持ち悪い恰好でした。
その人は、右手にはよく草刈りとかで使う鎌を持っていて、思わず腰から崩れ落ちるほど怖かったのを覚えています。がくがくぶるぶると、漫画のキャラクターみたいに震えていました。でも、本当に怖かったんです。得体が知れないというか、まるで死神みたいな……オカルト好きでもあれは流石に怖かったですよ。
やがて、その人は私の右側を通って、真っ暗な闇の中に消えていきました。
そのあとのことはあまり覚えていません。
どうやって自宅に帰れたのかも記憶にはないです。でも、あの市には何かがいるんだと思います。
もしかして宇宙人の駆除業者とかだったんですかね?なーんて。そんなわけないですよね。




