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一章〜止まった調査と増える依頼〜

何時もそうだと思いますけど。

時代や世界が違っていても。

例えとしてです。

事件が起こって。

要請があって。

支度して。

現場に向かって到着して。

現状を知るために通報者とかに聞いたりして。

それから。

発生現場とかから証拠品となる大なり小なりを回収。検査したりして全容解明していくんだけど。

そう簡単な話じゃないのですよね。

回収して出どころを探しても簡単には見つからず混沌とし情報とかも混乱してるし色々と錯綜しすぎてもう泣きたいし鳴きたい。それで喚きたいです。

放棄もしたくなるけど、それは認められてないから継続して調べるしかないんですよね。


では続きと、行きますか。


これは久しぶりの。

本っっっっ当に久方しぶりの学園へ登校した時でした。

何で過去の事を思い出してんでしたかね。

ぁあ。そうでした。これまでの経緯を整理するためでしたね。

はぁ疲れますね。


続き。


それは一応の句切りとして纏めた報告書を指定された関係各所に提出した日の朝でした。

日は昇ってなかったかな。

忘れました。

学生の本分である勉学のため登校していた時でしたしそれは唐突でした。

前から来ていた存在に全く気付かず回避も出来なかったので認識し初めて首を絞められてることを把握。さらには腕を決められて意識が飛ぶ寸前の状態で何かを嵌めて何処かへと引き摺られていきました。

思考が《あ》で埋め尽くされて少し泣いていたかと。

少し反抗的に笑いを添えてやりましたよ。


引き摺られ続けて意識が混濁しながら見たことの無い整理された広場の様な場所に到着しました。

首に掛かる圧が一瞬だけ限界を超えて少し、微々の少しだけ意識飛びました。


でも眠ることは許されないのか痛覚という目覚ましで起きると。知らない間に敵を作っていたようでした。

いや、覚えてる事も多々ありましたよ。

頭が揺れていましたけど向けられた視線の全てから害する意識を感じ取れましたから。

とそんなのが頭に浮かんで頭に覆いかぶさる靄が少し晴れてよく見るまでもなく知らない顔が多数。そして少しだけ見知った顔もありました。

えはあ面倒でしたね。

「なぜ連れてこられたか分かっているか。」

という問いに僕は笑いながら間抜けな言葉と否定とも肯定とも取れない答えを返してみました。

何故か素直に答えたくなかったのです。

答えたら詰まらない先へ繋がってた様な気がしたのです。

だからこのような答えを。したと。思うのですけど。真実は見えない先の彼方。

そうですね。この答えの後は。

酷い仕打ちでしょうか。

普通であるなら。

でも。そう害そうとしていた皆さんのそれは叶わず叶えられずに全員が萎縮して1人を残して腹に収まったのでした。

浄化というのでしょうか。

何処に潜んでいたのやら。イツネが善意を振り撒きながら飲み込んで。

最後は吐き出して。

鳴き響かせて消えました。

「ぁあはは。」

無意識な笑い声が出てしまってました。

この現状をどう知らせるべきかを考えていると。

警報か鳴りました。


気付くと残ったものは恥も外聞も何もかもを殴り捨てるよう逃げてました。

結構な距離が在ったので速いなぁと軽い感想。

でも簡単に逃がす事はなく、倒れていた一人を(まさぐ)り得物になる物を取って逃げる人に向かって全力投球。見事に当たって。

間抜けな言葉を残して倒れました。

やり過ぎたかなと思いましたけどそれを別として警報が鳴り続けていました。

どうにか通報して僕は逃げました。

幸いか何か。

監視装置の類は無く、現在も通報者の特定には至っていないとか。


色々払わず警報に従って避難区域へ行こうとして、今度は背後から蹴り飛ばされ頭に何かを被せられ手を縛られて連行されました。

続いている警報を無視して到着したのは何かの建物だったのでしょうか。

その建物へ入ると思いましたが体に紐を巻かれて上空へと引き上げられて空輸されました。

風が痛寒かったです。

そうして本当に到着したのは。

治外法権である土地。

妙に懐かしい敷地で被せられていた物と縛っていた物を取り払われて目の前には見知った二人が立っていました。

何か挨拶はしたと思うんですけどどう話したのか思い出せません。

それでも二人が僕を見る目は慈しみのような憐憫のような。

嫌な気持ちにさせてきました。

何方が言ったのかは定かではないのですが、うん。それでも質問だけは覚えてました。

「全てから手を引きなさい。」

ん。何を指しての全てなのかはこの時。正直分かりませんでした。

でもこの時の答えが違うなら今は違った場面なのでしょう。

反論は。したと思います。

反論したから手枷をされて目隠しされて何故かお腹に一発重いのを貰い咳をして歩くよう強要されて地下へと移されました。

地下と思ったのは移動する時に下へと行く感覚があったからです。

その後には様々な手続きが待っていて。

この時の手続き諸々が更に事態の面倒を複雑にしていたかと。

中でも一つに手続きが時間を過ぎても中々に終わらず。

1日が終わってました。

そうです。

学園に行くことも出来ずにその日は終わり。いえ。この日を境にして学園へ行くことが出来なくなりました。

あ、今更に涙が出ます。

おおっえっ。

吐きたい吐き捨てたい。

そんな焦燥と衝動を抑えています。

誰かぁ。

変わってよおぉ。


ダルい怠い。


長い手続きで時間も時間だったので地下から施設の別室で休む事を提案され拒否権も無いので了承して1日は過ぎてしまい翌日、目を覚まして気づいたのは自分の部屋ではありません。

天井は低く調度品も僅かで一つとして自分で用意した物がありませんから。

長い手続きを待っている間に飲み食いした何かに仕込まれていたのは明らかですが今更でした。 お腹が減っていたので何も考えず食べた自己責任です。眠っている間に運ばれて寝かされたのでしょう。

そして混乱。正確には軽く困惑して一つしか無い扉から入ってきた人達を見て現在、まあ当時のですけど。居場所が把握できました。

まあ間違ってましたけど。

それでも判断するしか無くて。

狼狽えていたら。

「起きたならこれに目を通して直ぐに処分しなさい。」

返答も待たずに無理やり渡された紙の束。文句を言おうにも、そんな空気を出していませんでした。

色々と言いたいことはありましたが。

諦めて束を読み進めていきました。

終わる頃は何時なのか把握できていませんでした。

時間を知る方法がなかったので。

でも残っていた仕込みの影響からか視界がぼやけて回って爆発する様に世界が弾けて倒れました。

そうですね。

最後に聞こえて感じたのは二人の罵り合いと治療される自分。

それで切れて更に数日が過ぎ去りました。

ええ無情にも。

もう笑いすら起きないですよ。

悪意。

そう悪意に染められそうでして。 別の機会に払拭は出来たかと。


子供の本分は知識を増やすこと。

それと経験すること。

机に向かっての授業や勉強だけじゃないのは理解してますけど。

これは子供のする事ではないでしょう。

範囲を超えてましたよ。

大人の仕事を子供に押し付ける。こんな事が通るなら世の中、間違ってるのでしょう。

子供が声を上げて大人が素直に聞くかは別としてもです。

でも。

その権利は悲しいことに僕にはありませんでした。

これは莫大な借金返済の一つでしたから。

勿論、断る自由はあります。

でも断ったとしても回り回って少額の報酬で身にもならない仕事に成るなら反論とかせずに引き受けた方がましだと判断したんでした。

まあ色々と削って疲労が限界近かったですけど。

その為なのでしょうか。

仕込みおは別に倒れる前に全てを何とか読み終えて逡巡してから。

全てを。

引き受けてました。

起きたのはまた数日経ってからですよ。

でも。

ひはあ愚かにも疎かなり。

言い逃れ出来ないように契約書まで紛れさせて出されたなら。

逃げられない。

そう。この時から学園へ通うことが出来なくなって休学扱いに近い退学状態でした。

感情のない笑い声が出て狂えていたならどれ程に楽でしたか。

狂えずに山の依頼と調査途中のものを含めて終わりが遥か遠くになりましたよ。

手を伸ばしたとしても意味が無かった。

今考えると何か意味があったのか無かったのか。

無かったのでしょう。

考えることを放棄。

出来たなら踊り狂って全裸で暴れていたかと。

そんな人としての何かを捨ててまでは至りませんでしたよ。

だから僕は久方振りに。

端末を開いて総動員を掛けることにしたんです。

これが後で知らなくても良い知ることになるなら止めておけば良かったと後悔、してないな。うん。


そうだ。一つ思い出しましたよ。

ええ。そうです。

一つ。

そう一つなんですよ。

それは夢。とされる頭を整理するための機能。

その中での出来事が無意識にあの時の行動を抑制というよりも変えさせたのでしょう。

だからこの道が未知であるように何に向かっているのか負担を感じて不安なんです。

そう学園への登校は不可能という点では夢と矛盾するのです。

あの夢が本当に夢ならね。

ん。んんうえ。


んぁ。ふえっ、あぁおふぁようほらいはふ。ほよほよ良いのですか。はぁまら時間が掛ふぁるのですか。

まあいしょ()ぎ。と言えばしょうなんれふぁ、こいんえひ(個人的)には急ぐ理由もないので良いでひゅよ。まだ待えまひゅはら。

ふうっんんんん。中々に手間が掛かるのですね。

素直に行かないと考えてました。で少しは融通とかなのを期待してましたけどね。

んんっ。うああぁ。ふう。

それではまだ休憩してますか。

時間も掛かるそうなので。

でも思い出すのも心が疲弊しますからね。

ああやや天井に何か這ってますか。

では思い出しますか。

続きを。

むむ。そうですね。

あの後はどうなりましたか。

面白い事を考える余裕もない量の依頼。

それと弊害として調査していた別件が止まりました。

人を増やしたとしても限界がありますから仕方ないでしょう。

そう。後は治外法権の場を追い出されるように出てから。

そう直後に面倒に襲われたんですよね。

その辺りから思い出しますか。

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