面接をしようかしら?
面接
「それじゃあ面接を始めましょう!源くん。」
「よろしくお願いします!」
月詠がそう言うと、面接が始まる。僕は月詠のノリに合わせてTHE・面接を受けに来た高校生感を出す。
「それじゃあ最初の質問です。格闘技系の経験はありますか?」
月詠の質問に僕は少し考える。剣道2段。これは言ってもいいだろう。ただ、合気道、空手、中国拳法、杖術、こいつらは独学なのだが行ってもいいのだろうか。一応各分野の達人には勝利しているのだが。
「えっと、剣道2段を持っています。後は独学なんですけど、合気道、空手、中国拳法、杖術はそこそこやっています。」
「なるほど。それでは次の質問です。次の下記項目には同意していただけますか?」
月詠がそう言い、差し出してきた書類には以下のようなことが書かれていた。
・例え辛くてもお客様のためならば頑張れる。
・所長の命令には絶対従う覚悟がある。
・命をかける覚悟がある
などと書かれていた。ブラック企業感がすごいな。まあもしもの時はバックれればいいか。僕はその時それくらいの認識であった。
僕がその書類に同意すると、
「よし!それじゃあようこそ!花道武装探偵事務所に!今日から君は私の助手よ!」
と急にテンションを上げて言うのであった。どうやら面接には受かったらしい。
さて、面接が終わってから僕は月詠に勝手にシフトを決めていった。僕は月詠の渡してきたスケジュールを見て驚愕する。そのスケジュールを見て驚愕する。
「あの〜週7でシフト入ってません?」
「ええ。そうよ。」
月詠は平然とした顔で答える。
「あの、せめて週4くらいまで減らせません?」
「え?なんで?」
僕の頼みに月詠は曇りなきまなこでじっと見つめながら聞いてくる。
「そりゃあ僕も部活とかあるし……」
「え?部活優先するの?もう君はここの社員だよ?週7で働いてもらわないと困るよ。」
全く目が曇ってない。ヤンデレ味を感じる。
「いや、社員になったつもりは……」
僕がそう言いかけると、月詠が先程の書類を見せてくる。そこには社員になると隅の方に小さく書いてあった。
「いや!こんなん詐欺だろ!」
「いいや、ちゃんと読まなかった源くんが悪いわ。」
「もう書類を破るほか……」
僕が書類を奪おうと飛び掛かると、
「動くな!」
月詠がそう叫ぶと急に僕は体が動かせなくなる。
「動けないでしょ。この紙は特殊なものでねえ、ここに名前を書いたからには私に絶対に逆らえなくなるのよ!さあ、おとなしく週7で働きなさい!」
「クソッ!」
「まあ私も鬼ではないから?部活の時間だけはシフト空けといてあげるわ。まあ部活終わったら働いてもらうけど。」
「あ、ありがとうございます!!」
「洗脳完了。」
月詠はいかにもなドSっぽい表情を浮かべる。クソッこんな所で働くんじゃなかった!これから僕はこの職場ではたらくしかないのだろう。




