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同期の美少女vtuberが隣の席にいるんだけど⁉  作者: ミンミンミン
花道探偵事務所
13/16

花道月詠の探偵レポート

今日から新しいヒロイン出します!

私は花道月詠。今日も祖父から受け継いだ花道武装探偵事務所で椅子にどっしりと座りながらポテチを齧る。

この事務所はペットの捜索から除霊、凶悪事件の解決までやっている。だが客は一週間に一回くらいしか来ないので大体暇だ。だから殆ど私のくつろぎ部屋的な感じになっている。


挿絵(By みてみん)


 しばらくすると、1人の男が入ってきた。その男は随分と痩せこけていた。その男をソファに座らせて話すように促す。

「すみません。僕、最近ストーカーされてて……」

「詳しくお聞かせください。」

その男性の話をまとめると、先日、道で助けた女性にずっと付き纏われているらしい。住所や職場が知られていて、職場には毎日無言電話がかかってくるし、家のポストには毎日怪文書が送られてくるらしい。たまにドロドロとしたチョコ(?)のようなものが入っているらしい。

この件において私がやらなければならないことは犯人の特定だ。要はストーカーのストーカーをするということだ。せっかくのゴールデンウィークが台無しやな。

とにかく今日から仕事をするということで、住所を教えてもらって男性には帰ってもらった。

すぐにバッグにあんぱんなどをぶち込み、3日は張り込みをする覚悟で出発する。


 男性の家の前で張り込むこと2時間……2つ目のあんぱんに手が伸びていた。だが全くストーカーが来ない。5時間経っても来ない……7時間経っても……9時間経っても……


 もう2日経った……あんぱんは40個……いや、なんで来ないのかしら!お前はストーカーなのになんで3日も来ないのかしら……

そんなことを考えつつ、早朝から41個目のあんぱんを食べる。もうあんぱんには完全に飽き、あんぱんのパサパサとした感じが嫌になっていた頃、ようやくストーカーらしき女が現れた。ストーカーはポストの前まで移動すると、カバンから何か取り出した。目を凝らしてよく見てみると、それはやはり、袋に包んだお菓子(?)のような物をポストに入れ、満足げに場を離れようとしている。私はそれを素早く写真に収めると、取り押さえようと全力で女を追いかける。だが、私の存在に気づいたストーカーは全力で逃げ出す。そして、

「キャハハハハ!私は高校時代陸上で全国行くレベルの実力者だったのよ!全てはかず〇〇君のためよ!」

「クソッ!」

かず〇〇君とは依頼者の名前のことだ。だがしかしこのままではストーカーに逃げられてしまう。そしたらまた一からやり直し……今度は何日張り込めばいいかわからない……ここで仕留めなければ……

その時、私の目に映ったのはエコバッグに入れていたあんぱん……

八木に電流走る……私の体は勝手に動いていた。慣れた手つきであんぱんの袋を破り、取り出し、大谷翔平のようなフォームであんぱんをストーカーにぶん投げる。多分球速(?)は200キロを超えていたと思う。それだけ気持ちがこもっていたのだろう。

あんぱんはストーカーに当たると同時に炸裂し、ストーカー地面に倒れ込む。

 ストーカーに近づき、そこら辺に落ちていた小枝でツンツンと突いてみる。ぴいくりとも動かない。気絶しているようだ。多分すごい速さで飛んできたあんぱんが当たったことで脳震盪を起こしたのだろう。

 それから私はストーカーを縛り、かず〇〇に連絡し、警察に通報してから帰路につく。ちなみに警察からは食べ物で遊ぶなと怒られた。

「はあ……大変な仕事だったわ……」

自然とそんな言葉が漏れる。もう少し楽にならないだろうか。助手でもいれば……助手……助手……そうだ!助手を雇おう!

私はそう決心するのだった……


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