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リルの物語

リルの物語その後

作者: リルのママ

前に書いたリルの物語のその後です。

先にリルの物語を読むのをお勧めします。

内容が少し同じものがあります。

それを踏まえてお読んでくださると幸いです。

よろしくお願いします。

あれからTVをつけたら、

リルの大好きだったオヤツのCMが流れるのをみた。

TVに犬が出てきだけでなみだが出て止まらない。


なのでTVを見るのをやめてしまった。


今はネットの配信を見てる。

TVのように、いらない情報を勝手に流すのを見なくていいし、

ニュースもネットで言葉の羅列だけを見ていればいいので楽だ。


好きな曲を聞けば、

歌詞が自分とリルの事を指している様に思う。


気付けば、毎日リルが居た形跡を探している。


リルが大好きだったおやつを見る。


ドックフードを食べなくて、

いつもご飯をあげるのを工夫していた。


タッパーにドックフードを水をいれてふやかしてから

あげたりした。


沢山食べれないのでちょっとずつ、

吐いたりするのでほんの少しを何回もわけてあげたりした。


リルは犬用の栄養補給のゼリーや犬用のミルクが好き。

あげると秒でなくなりおかわりをよく申請された。

だけどお腹が緩くなるのでおかわりは

あげられなかった。


軟骨ジャーキーが大好きで、でも大きいものは

飲み込めないのか、舐めるだけだったので、

キッチンバサミで小さく切ってあげてた。


リルは他の犬が大嫌いで、

犬が来ると私の後ろに隠れる。

でもリルは犬に好かれるらしく、

モテモテだった。

優しくて賢くて素晴らしい撫で心地の毛並みで

とってもハンサムさんだったから。(親バカ)


なので散歩中は他の犬にいつも突撃されてた。


リルが怖がって逃げまくるので、

私は飼い主にいつも謝られてた。

なのでいつのまにか、

他の犬が来るとリルを抱っこしてしまう癖が

ついていた。


リルの香りがしなくなっちゃうと思い、

残っていたリルのシャンプーで手を洗おうか悩んでいる。

ちょっとサイコパス入ってきているんじゃないかと思って

自分でも引いている。


病院で狂犬病の予防接種をする為に、

犬用のバッグに入れようとすると

凄く嫌がって、バッグに入れたら

いつもクーンククーンと鳴いてた。


最後に病院に行くためにバッグに入れたら、

鳴く元気もなかったのか、鳴かなかった。


今思えば、前兆はあったのだ、

小さなサインを私は見逃してしまった。


何度謝っても、リルは帰ってこない。

寂しく一人で逝っちゃうなんて、

悲しすぎる。


毎日リルが居た形跡がなくなってしまうと、

嘆いている。


最後のリルの声が聞こえなかったのは、

私が部屋に結界を張ってしまってたからかもしれない。


何故結界を張っていたかというと、

私は霊感体質で部屋にアレが出るから。


結界と言っても簡単なもので、

神社から破魔矢を貰ってきて寝室の入り口に取り付けだだけのものだ。


後、フクロウと白虎の写真を寝室に飾ってた。


除菌と消臭スプレーもいつも振ってた。


部屋を清潔に保つのは

穢れを払う為には必要な事だ。


神様はとても平等なので、リルの霊も弾いていたようだ。


神様に感謝して破魔矢を取り外し、写真も全て取り除いた。

その後リルの声が聴こえたのだ。


とても哀しそうに、寒そうな声で

私を呼んでいた。


それでも私に会いに来てくれたので、私は泣きながら喜んだ。


リルもう寒くも苦しくもない筈だよ。

お腹も空かないし苦しい事は全て終わったの。

前脚も痛くないし、走れるのよ。


大好きな人に走って行って、

尻尾を振りまくったりしてもいいの。


草原を走り回ったり、

雪の中に突っ込んで雪を食べてもいいし

南紀白浜の砂を走り回ったりしてもいいの。

砂は食べちゃだめだよ。


今日私は夢を見た。

いつものお告げだ。

とても明るく眩しい部屋の中には何も無く。

私は一体いつから人と話してなかったんだろう?

と不思議に思っている夢だ。


神様に感謝した。

この夢の解釈は言わないでおく。

では、またいつかどこかで。



ありがとうございました。

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