表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/18

世界に不幸あれ

男は、わずか24歳にして自殺を望んだ。


男は、幼い頃から大人に決められて行動してきた。


唯一、自ら決めたことをやり遂げるため真冬の山に登った。


(あぁ...死ぬんだ)


男は一歩、一歩、雪道に足跡をつけるたび、身に宿る未練を捨てた。


山頂に着くと、男は軽装で来たことに気がついた。


だが今から死ぬ男にとってどうでもいいことだった。


崖に立った。下には雲がかかっている。


男は、身を投げた。

鋭い空気の音、鈍い音が身体中からだじゅうでなった。

何度も転がり皮膚がズタズタになる。


再度、落下する感覚に襲われ

終わったころには、木の太い枝が胸を貫いていた。


(世界に不幸あれ)


とろけるような心地よさが包み込む。


(やっと、死ねる....)



「ちょーーーと待ったぁ!」


薄れる意識の中、男は微かな春の匂いを感じとった。



(ん....?)



(え..?死んだはずじゃ)


男は状況を把握しようと目を開けた。


真っ暗な空間で白くうごめく物があった。


(白い猿....)


「ほぅ...つまらない人生だな。お前。」


(はぁ...神か...分かりやすい登場で助かる)


「そう、いかにも。世は君たちの言う神である。」


(死んだあとも引っ掻き回されるのか...俺らしい...)


「まてまて、世は貴様にやり直すチャンスを与えるのじゃよ」


(二度もあの世界で生きるのか?俺にはそんな気はない。)


「知っておる。世の提案はまだ別の話じゃ。」


(図々しいやつだな...)


「世は世界を二つ作った、

一つは、化学が発展した世界。

もう一つは、生命エネルギーが循環している世界。」


(生命エネルギー?)


「魔法の世界じゃ、ふぁんたじーじゃ。そこで貴様に、魔法の世界での感想を聞きたいのじゃ。」


(・・・・・)


「人生をもう一度やり直せるのじゃよ?」


(別の世界、生まれ変わる)


「そうじゃ、特典ギフトもつけるぞ」


(分かった....引き受ける)


「では、ふぁんたの世界でまたなのじゃ」


(ファンタジーな....)


その後....光が襲った


















評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ