丼 茶碗 猪口
降り注ぐ日差しの中魔王の城の前の庭で
何時もの面子がテーブルを囲んでお昼ご飯を食べている。
「今日のお昼はバカのアフォ炒め飯バジル乗せよ、
庭で見ているあんた達を見てると作ろうと思いついたの」シルビアが食べながら話している。
「それど~いう意味だよ?」セージが不満そうにシルビアを見ている。
「何となくよ、白いライスが皆をまとめるローズで、バジルは上に乗って全体を引き締めてるの
後は言わずともよね」シルビアが笑って答えている。
「牛肉とニンニクはメインの具だからな、メインの具って事だろう?」セージが尋ねた。
「そうなるとどっちがバカでどっちがアフォって事になるよね?
そうなると セージと私のどっちがどうなだろ?」かのんが尋ねると
「どちらがどちらでも、変わらないと思いますけど」ローズがさらりと流した
バジルもうなづいている。
「まあ いいチャンスだから、
魔法のさっきの続きの話でもオレがやろうか?
面倒だから滅多にやらないぞ」ゾットが自分の皿の上にある料理を食べながら話した。
「さっきまでの修行で、
体中からオーラを集めて集中させるのは出来るようになったよな」
みんなうなづいている。
「その後の魔法の完成させるまでの話だが、
集中させた魔力の塊に様々なエッセンスを混ぜるんだ
あの場合ローズは火のエッセンスを加えて、炎のように変化をさせてるんだ。
エドも同じだな」
「じゃあ 詠唱って何なんですか?」かのんが尋ねると
「詠唱とは、言霊で空気中の精霊にコンタクトの為の儀式みたいなものだな
その場所を予め判っていたら、詠唱は省略しても魔法は完成するんだ」ゾットが答えた。
「さっきの魔法の場合は、正式に発動させるなら
火精よ起きよ ファイヤーボール
こう詠唱して発動させるんだ。
実戦では其処まで時間無いからな 大体は詠唱は省略して発動させる高度な技が必要なんだ
ただ威力とかは省略した分は控えめだがな。」
ローズは嬉しそうに髪をいじっている。
かのんは感心している。
「それだけじゃないだろ? みんなが同じ魔法使える訳じゃないからな」
エドが食べながら喋っている。
「体格による魔力限界と、各自が最初から持っている属性の偏り
あと魔力の直接作用系」
「ああ そうだったな
体格によって体内に蓄える事が出来るオーラに限界があるんだ。
シルビアとローズ手伝ってくれないか?」ゾットがシルビアとローズにお願いすると
「いいけどぉ 何やれば良いのかな?」シルビアが尋ねると
「二人とも、何でも良いから最大限まで体の中にオーラを蓄えたら
二人そろって 魔法の玉を空に連続して放ってくれないか?」
「判りました」ローズが答えた。
シルビアの体が白っぽく光始め ローズの体は淡く光り始めた。
「そろそろ良いかな? シルビアさん」
「あたしも大丈夫 行くよ~」
シルビアが合図を送ると同時に二人で魔法の玉を空に打ちあげ始めた。
10発目 11発目 12発目。 そこでローズは玉が出なくなった。
シルビアは未だに魔法の玉を打ちあげている。
「さすがですね シルビアさん」ローズがシルビアを褒めた。
30発目でシルビアの魔法の玉が出なくなった。
「ふぅ こんなものかな?」
「二人ともお疲れ様 これが体格による魔力限界だ
体格が小さい分 蓄えられる魔力の量もローズの方が小さいんだ
イメージで言うと シルビアが丼とすると
セージ かのんが茶碗 バジル ローズが猪口くらいの容量なんだ」
「要はローズよりも 俺はたくさんオーラが蓄えられるって事だろ?」
セージが尋ねると
「セージの場合は、蓄える量以前の問題だ
今の感じで蓄えるとすると明日になってしまうぞ
もう練り方を考えないとな」ゾットが答えた。
「じゃあ 次は属性の偏りやるんだったら
あたしがスプーンを台所から持ってくるね」シルビアが台所に向かって行った。




