特訓2日目 朝靄の中で
朝もやの中で、かのんと人化したシルビアが剣を構えて向かい合っている。
「かのん剣を構えなさい、来ないならこっちから行くよ」
シルビアが両手に剣を構え
少し下がり気味の体勢で 猛獣のような殺気を放ってかのんに挑発している。
かのんの方は力を抜き剣を無形の位に構えている、殺気にも全く動じていない。
シルビアの殺気を完全に受け流しているようだ、。
「じゃあ 私の方から行きますね シルビアさん」
そう言うと かのんは走り出し ギリギリの間合いで斬撃を放った
シルビアも少し体を動かし斬撃を躱すと、
その勢いを使って反撃の回し蹴り込みをかのんに食らわした。
しかし、かのんもしゃがんでそれを躱し
低い体勢からそのまま切り上げ飛び上がった。
シルビアはそれを猫のようなしなやかさで躱すと
「あんた、やればできるじゃん 動きが昨日とは別物だよ、
だが まだまだ甘い!」
飛び上がった かのんを尻尾で薙ぎ払った。
「不用意に飛び上がらない、空中で体勢崩すと逃げ場無いよ
私みたいに空中で尻尾使ってバランス取れれば別だけどね」
「ありがとうございます シルビアさん
シルビアさんに褒めてもらえるとうれしいかも。
私は尻尾でバランス取れないから 今度からは気をつけますね」
かのんが笑顔で答えた。
「じゃあ そろそろ朝ごはんにしましょうか
ステラさんの料理出来てる頃だし」
シルビアが尻尾を振りながら話している。
「シルビアさん、最初に見せた闘気を放つ技すごいですね
あれってどうやってやるんですか?」
かのんが尋ねるとシルビアの顔が厳しい顔になり かのんに背中を向けた
「あの技を使いたいの?」
「ええ 何でも使える技は覚えておきたいの
仲間を護りたいから」かのんも真面目な顔で答えた。
「あれは、かのんは使えないわ、
むしろ使える様なったらダメなのよ」シルビアは悲しい顔で答えた。
かのんはそれ以上聞くとシルビアさんが何処かに行ってしまいそうで
聞くのを辞めた。
「次はエドがみんなに魔法教えるって言って居たから。
朝ごはんはしっかり食べないとね」
シルビアが笑顔でかのんに話しかけると
「魔法なのに お腹が空くハードな修行なんだ・・・」
かのんが微笑みを浮かべた。
いつの間にかお日様が顔をだし、朝もやが晴れていた。




