Tale.0 Prologue
改訂しました。
内容は同じですが、シナリオが少し変わります。
キャラの設定は勿論同じですが
年齢以外は
世界に家庭用VRが誕生してもうすでに三年も経った。
いまではもう様々なVRMMO、VR機、そしてVRを応用した端末が姿を現している。
仕事が効率的になったかどうかは置いといて、VRMMOは人々に新しい種の娯楽をもたらしたのだ
二十年くらい前に流行したVRMMOを題材としたライトノベル、小説、漫画、アニメなどがVRMMO化した物、剣と魔法のファンタジーモノ、戦争FPSなどのVRMMOも数多く発売された。
そして一年程前、VR機の初期システムを開発し、特許を得た光崎蓮真という男が小さなグループを作り、今度はVRMMOを作ることを宣言していた。
その宣言によってまた人々は期待を抱き始めていた。
あのVRを完成させた天才、光崎蓮真が作るゲームなら、きっとその技術は凄い物に違いない、と。
そして宣言通り、光崎蓮真のグループが作った作ったVRMMO、《ORIGIN TALE ONLINE》のベータテストが数ヶ月月前に開始した。
ベータテスト期間は二ヶ月。
《ORIGIN TALE ONLINE》の評価は凄い物だった。
ベータテスターのほぼ全員が口を揃えて『製作者は神』と言うほど。
ベータテスト終了後、ベータテスト段階でネットなどで神評価を受けていたこのゲームは、ベータテスト終了から数ヶ月で正式サービスを開始した
『――剣有り、魔法有り、そして科学有り。大昔から遠い未来までが合わさった、自分の望む物語を築くためにある世界。そんな世界に、行ってみないか』
世間の返答は当然『イエス』だった。
◇~◆~◇~◆
―2038年 7月23日ー
目を開けると、ぼやけている視界に窓からの光が差し込む。
「眩しっ...」
眩しい朝の光にまた目を閉じ、僕はとりあえず起き上がろうとする。
...起き上がろうとはしてるんだけど、起き上がらない。身体がだるいのだ。
まあ、夏休みの朝というのはこんなものかと思いつつも、目を閉じて再び眠ろうとする
が、
「「お兄ちゃん(兄さん)、お誕生日おめでとぉぉぉぉ!!!」」
「うわぁ!?」
バン!と部屋のドアが勢い良く開き、二つの人影が突進する勢いで部屋に侵入する。
その祝いの言葉で、心のどこかで引っかかっていた何かを思い出した。
――今日は7月23日。僕、光崎明日斗の誕生日だ。
今日でもう15歳になったのだ。
二人の突然の登場で驚いた僕は、とりあえずベッドから転げ落ち、飛び込んで来る人影を避ける。
さっきまでぼやけていた視界が、今はもうハッキリしている
「お兄ちゃん、私達からの誕生日プレゼントを見て!早く早く!」
「架菜姉落ち着け、まだ見せちゃ駄目だ!兄さんの様子からすると、まだ寝起きだからリアクションが薄いと思う!」
...というかベッドから転げ落ちた時点で目が覚めたんだけどね。
「祝ってくれるのは嬉しいけど...架菜はテンションが高すぎだ...」
「そ、そうだよね。ゴメン...」
僕より年が一つ下の妹、光崎架菜がそう謝りつつもベッドに顔面スライディング着地した体勢から立ち上がり、後ろに下がる。顔面着地のせいか、長く綺麗な黒髪がぐちゃぐちゃになっていた。
そして僕より年が二つ下の弟、光崎藤矢がホッとする様に胸を撫で下ろす。
こちらは相変わらずのボサボサ頭だ。本人によると、寝癖では無いらしい。
それにしても、どうしてそこまで安心するんだろう...
僕の誕生日プレゼントはそんなに驚く物なのか?
少し興味が沸いてくる。
「で?その誕生日プレゼントというのは?」
「うん、じゃあとりあえず着替えて台所に来てくれ。俺らはそこで待ってるから」
二人はバタバタと部屋を出て行く。
さっきまで騒がしかった部屋がしんと静まりかえった。
僕はドアを閉め、下着一枚と短パンから成る寝巻から、青の半そでTシャツと別の短パンに着替える。普通の部屋着だ。
そして期待を胸に抱きながら、足を急がせて部屋を出たのだった。
不定期投稿予定ですが、ハイテンションの内は毎日投稿です
修正が多いかもしれません
2/21:改稿・修正完了




