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清志が行く  作者: 相澤かり子
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終戦。東京は、焼け野原。田舎に、帰る。

お友達になりたくないなと思っていた、日本共産党に、入党し、一生懸命になる。

玉音放送の、数日前に、軍隊では、敗戦と終戦を知った。ペイペイの兵隊は、殴る蹴るは、当たり前で、ズボンのベルトをムチにして、殴った一番酷い上官を集団で、襲って、素っ裸に、して、逃げた。勿論、清志も、仲間と一緒に、参加して、逃げた。東京は、焼け野原だった。下宿に居たら、死んでいただろう。ここでも、命拾いしている。これからは、農家が、主体かなあと、思いながら、お金を出してくれた会社も、焼けていたし、借金だとも、思わずに、田舎、宮城県石巻市に、帰った。父も、母も、生きて帰った、清志を見て、とても、喜んだ。弟、妹達も、7人きょうだいの長男が、帰ってきたので、喜んでくれた。農家をするにも、農地が、なかった。実家は、次男が、継いでいた。とりあえず、郵便局を受けて、受かったので、郵便配達員をした。郵便局に、入ってから、労働運動に、走って行った。一生懸命労働運動をしているうちに、お友達には、なりたくないなあと、思っていた、日本共産党に、誘われて、仕方なく入党したのに、一生懸命になって、しまった。日本共産党に、入党したら、親子の縁を切られてしまい、仕方なく下宿した。下宿先に、美人だけど、派手な女の子がいた。大家さんの姪で、東京育ちだという。清志は、一目惚れしてしまった。サクラちゃんと言う名前だった。杉下サクラ。

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