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清志が行く  作者: 相澤かり子
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軍隊に、配属される。

軍隊で、二度も、命拾いした、命運の良いヤツ。

清志が、配属されたのは、内地だった。関東地方の陸軍の通信兵だ。当時の通信機は、背中に、背負って移動するという、重たい物だった。一番ペイペイの兵隊だった為、今でいうパワハラは、酷いものだった。殴る蹴るは、日常茶飯事だった。パワハラをするのは、すぐ上の上官だ。ペイペイの兵隊は、いっぱいた。仲間意識が、芽生えた。清志が、ある時、重い通信機を背負って、移動すると、大きな松の木の根に、つまずいて、倒れてしまった。松

の木の窪みに、落ちてしまい、必死に、はいあがろうとした時、アメリカの爆弾が、清志が、落ちた反対側に、落ちて、松の木全体が、覆い被さってきた。不覚にも、気絶して、目を覚まして、辺りを見たら、死人の山だった。所属した部隊には、星野清志死亡と、報告が、行っていたらしく、ヨロヨロと、立ち上がり、部隊に、着いたら、「星野、生きていたのか。」と、みんな、喜んでくれた。何と、命運の良い男だろう。軍隊の日々が、過ぎて行った。ところが、再び、清志が、命の危機に。コレラに、かかってしまったのだ。看護婦の居る収容所に、移され、何人も、並んでいるところに、寝かされた。薬を1瓶渡された。隣の人が、重症で、「もうすぐ、私は、死ぬから、私が、死ねば、薬が、回収される。私が、死んだら、回収される前に、薬を持って行きなさい。君は、軽いから、2瓶あれば、助かるよ。」と言って亡くなったので、清志は、悪いな、と思いながら、薬をもらった。2瓶飲み切った頃に、みるみる、よくなり、コレラが、治った。また、命拾いした。

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