表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
初恋  作者: りら
8/38

7

数日後、公爵家にアンリが訪ねてきた。

「ルイ、今度の週末孤児院のお手伝いに行くのだけれど一緒に行かない?エミリがお世話になっている孤児院ということもあって、よくエミリと訪問するの。その時に謝罪の機会も作れると思うのだけれど・・・」


「ぜひ、同行をお願いしたい。アン、誘ってくれてありがとうございます。しかし、訪問とはどのようなことをしているのですか」


「クッキーとかお菓子を作って持っていたり、作り方を教えたり、子供たちと遊んだり!特にクッキーとか、ハンカチの作り方とかを教えれば売り物にもなるし、勉強も教えているわ。騎士にあこがれている子もいるから、ルイがいれば男の子たちはいつもよりもっと喜んでくれると思うわ!」


「我が家の馬車で荷物を運ぶから、申し訳ないのだけれど11時に我が家に来ていただけないかしら。エミリと3人で向かいましょう。」


「いいですよ。わかりました。」


「・・・あと、幼児誘拐事件の被害者が何人かいるの。だからその話は絶対にしないでほしいの。でも、ルイは何か気になることがあるようだったから、何か聞くことができるように院長に話を通したわ。」


「そこまで・・・。アン、ありがとうございます」




「孤児院へ行くのか?」

声が聞こえ、振り返ると公爵がドアにもたれかかっていた。


「公爵様、ご在宅だったとは。ご挨拶が遅くなりまして申し訳ありません。今度の週末ルイと私の友人と孤児院に赴きたいと思うのですがよろしいでしょうか」


「ああ。ルイス、訪問は次期公爵としても学ぶことがあると思う。しっかりと学んで来い。アンリ嬢、よろしく頼む」


「はい」


「ルイがいれば100人力ですわ!」


しばらく3人で談笑し、アンリは帰途についた。











夜、ベランダで公爵は考えていた。

「ルイスが幼児誘拐事件について調べている・・・。まだあきらめていなかったのか。」

公爵のつぶやきもまた、夜の闇に消えていった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ