虚ろな詩人
朝になり明るくなり、
鳥がさえずる。
夕べの虚ろな思いは、
何故かしら感じない。
始まりはお日様から、
サラサラ降りる
愉快な言葉を探して、
陽だまりに触れる。
そこに行くときは、
たいてい車で行く。
のんびりのドライブで。
田舎道、峠道、越えて。
山の中のそこは、
穏やかさを醸し出す。
今日の日はちょうどいい。
緑に埋もれてしまえ。
先生と話していると、
このままでいい気がする。
信じていたいことを
信じていてもいいよと。
夜になると昼になると、
違う自分になるようで、
書き始めたことなら、
大丈夫を見つけよう。
桜や紅葉がたくさん。
魚や蛙もたくさん。
その季節になると、
隠れた名所になる所。
たぶん、誰にだって、
救ってもらえる所がいる。
一人なんだけれど、
それはそれでいる。
誰かの話を聞くと、
この胸は苦しくなる。
助けて、助けてと、
聞こえてくる病なら。