病み深い朝。
午前5時のアラーム。
また朝が来てしまった。
出たくもない布団から起き上がり、
一息つく間もなく3人分のお弁当を作りはじめる。
だんだんと明るくなる外に追いつけずにいる僕の心。
今日の卵焼きはいつもより下手くそだ。
午前9時には僕以外のみんなが家を出て1人になる。
突然の睡魔に襲われ、いつの間にかまた悪夢を観ながら眠りにつく。
頭で考えてしまうのは真っ暗な未来のこと。
もう仕事を辞めて半年。
何をしたいのか、何ができるのか、
何をしていいのか、未だにわからない。