制作依頼先探し_要確認事項編
そんな感じで、制作会社さんを選択し、ぜひよろしくお願いしますというお返事を書きました。採用面接の担当者になった気分ですね! いや実際そういうものなんですが。
ここまでくれば、あとは完成(もしくはその前にデモ版の提供)を待つばかり! なのですが、この時点で確認し終えておかなければならないこともありますので、いくつか注意しておきましょう。
例えば、曲のイメージ。
だいたいの会社は『どんな曲がイメージに近いですか?』というのを聞いてくるはずですので、理想の曲がある場合は伝えておきましょう。Youtubeのリンク貼っとくのも大丈夫です、今風ですね。ニコニコ動画もログインなしで再生できるようになったので、そちらでもいいかも知れません。
イントロはこの曲、歌詞はこの曲、サビはこの曲、ノリの良さをこの曲みたいに……と、細かく複数指定しても問題ないと思います。私は、全体の雰囲気だけこの曲っぽくしてください、とお伝えしました。
例えば、リテイクの時期と回数。
完成してから『ここをこうしてくれ』と依頼したとしても、やってもらえるとは限りません。別料金でということもありえますし、絶対に受け付けないという会社さんもあるでしょう。受けてもらえたとして、その分納品が遅れる可能性も当然あります。
いつまでなら無償リテイク可なのか? できるとしたら何回まで? というのも、要確認事項ですね。
例えば、支払い方法。クレジットカードOKなのか? 銀行払いなのか?
人によっては希望が噛み合わないこともあるかと思います。早めに確認しておきましょう。
前払いであれば、正式に依頼するのと同時に支払うことになるので、初手で聞いてしまうのが一番スムーズでしょう。お金にまつわる話ですので、普通は相手から指定があるとは思いますが。
ちなみに、私の場合は銀行払いのみでした。
例えば、曲の使用目的と権利について。
だいたいの会社さんは、制作した曲の使い道はどうぞご自由に、という感じだと思うのですが。実は使い道に制限があるのに、後から言われて困ってしまった、なんてことがあるかもしれません。
こういう用途で使いたいんですが、大丈夫ですか? 注意することはありませんか? と、予め聞いておけば事故は起きないでしょう。実際私は最初に聞いて、問題ないことを確認しました。
実は使い道に制限がある! 制限解除は別料金! とか。そんなの支払い後に言われたらさすがに詐欺まがいですけど。応対するのも気が滅入りますし、避けられるなら事前に避けたいトラブルですね。
それと、著作者名詐称(この曲はわしが作った! という嘘)はもちろんダメですし、制作会社や作曲者、歌手の方のイメージを損なうような扱い方も良くないでしょう。このあたりも依頼者として、注意が必要な点だと思います。
とにかく、気になることがあるのなら、早め早めに問い合わせることがトラブル防止の最善策です。これはもう勉強でも仕事でも趣味でも何でも、万事共通ではないでしょうか。