動機はなんだったか?
そもそも主題歌が欲しいと思い立ったのは、五章を書いている頃でしたっけ? その頃にはもう、夏夜の鬼やその登場人物たちに相当な愛着が湧いておりまして。我が子の成長日記を書いているような感覚さえありました。
で、それが完結したとなれば、それは一大イベントだと思ったんですよ。聖誕祭というか、誕生日プレゼントというか、なんかそんなような何かがあってもいいんじゃないかと、そう思ったわけです。
ですが。その時点で夏夜の鬼のポイントは30ちょい。どう考えても、どこかの誰かがお祝いに何かを贈ってくれたりなんかしないと断言できる状況でした。完結したからレビューがどっさりとか、感想に完走祝いがどばどばーとか、そんなの絶対にないと確信していました。
じゃあもう、自分で作るしかないじゃない!
自分で曲作れないから、作れる人にお願いするしかないじゃない!
と、まあそんな感じで依頼することに決めました。
人気がないのに、なんで主題歌なんか作ったの? と問われれば。
人気がないからだよ、と返すしかありません。
私が小説を書く動機とおんなじ。
私が読みたいから、書いているだけ。