三話
可愛い顔してますな…
まぁ、将来の顔が保証されてますし当たり前と言えば当たり前なんでしょうが。
俺様糞やろうですけどね。
「はじめまして、マシューと申します」
「こちらこそはじめまして、アリーヤと申します」
挨拶の仕方も英語もわかん無いんですがどうしたらいいですか!?
「アリーヤ……いい名前だね」
・・・分かる?
分かるよ!
私凄くないですか!?
確かに、暇な時誰か知らない人とは会話してるけど
「アリーヤ?」
「えっ、あー、ごめんなさい。貴方の英語が綺麗だから」
「あはは、当たり前じゃないか」
そりゃあ、私と違って外出てるだろしね
「俺は君とは違うからね。選ばれた人だから」
・・・、イタタタタタ。
マシュー、お前…中二病かかってんぞ。
いつか、右手が唸るとか言うなよ!!
この世界だと、ありそうだからこまるんだよ…
「・・・お前、今失礼な事考えただろう?」
「ソンナコトナイヨー」
「はぁ…まぁ、凡人には分かんないだろうな。俺の美しさが」
それは、分かるよ!
お前押しじゃ無かったけど…!!
「んまぁいいだろう。取りあえず中に入れろ」
「あっ、はい」
一々癪に触るな
身分は変わんないのに…
女、男の差はあるけども、この見下してる感じがもう、あ“あ“あ“あ“あ“ってなるね。
「汚い部屋だな」
「スミマサン」
今朝着替える時何人かが出入りしてたから掃除してたんだとは思うけど
三年間私以外何もしてないからねー。
「腹が減った」
「あぁ、お菓子が有りますよ」
「・・・、貰う」
ここはガキだな
糞ガキだけど。
「俺は帰る」
「………はぁ!?」
「なんだ?貴族らしからぬ声をだして、はしたない」
「いや、何しにきたんですか?」
「お前を見るために決まってるだろ。馬鹿か?」
「え?」
「お前はパーティーにも参加しないから、顔も性格も分かんないからな!俺がその姿を暴きに来たんだ」
・・・はぁ?
自分のことヒーローと思ってるタイプかこいつ…。
確かに、上位貴族という身分ではあるがそれは私も同じな訳で威張り倒しまくっていい相手では無い事くらいわかるだろ…
あーー、でも3歳かぁぁぁぁぁ
分かんないかぁ
分かんないよなー
でも、こいつこのままの性格でとしとること知ってるしなー
今、矯正しといた方がいいのか?
いや、それだとおもしろくない
実際俺関わりたくないし
いや、マジで