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裏オークション

俺はまた牢屋に入れられて。今度は1人だけではなく周りにも手錠を填められて男女様々な種族がいる。耳が尖ってるエルフとか犬耳猫耳が生えている亜人、獣人なんかもいる。

いきなり俺がこんな牢屋から始まるのも少し訳がある。


少し前まで男を脅してハルバート商会の入口までに連れて行ったの理由は単純に早く金を手に入れたかったからだ。何故か頭の中で勝手にイかンプットされてある記憶がある。これはこちらの世界の通貨だ。

単位は1ギル=1円。


金板=100万円

金貨=10万円

銀板=1万円

銀貨=1000円 

銅板=100円

銅貨=10円

という風になっている。


そして少し時間を遡る


「チャンス?本当か!?」


「そうだ。まだ死にたくないだろ?」


「ああ、何でもするから!殺さないでくれ!」


「だったら俺を商会に奴隷として売れ」


「……はっ?何でそんなことを?」


「裏と付いている商会だからな表には出せない商品が有るんだろう?どっかの変態貴族様や金が沢山手元にある名のある冒険者。ほとんど奴らの為の商売が有るんじゃないのか?」


これはあとで知ったことだが奴隷とは多く分けて四つある。

労働奴隷

戦闘奴隷

性奴隷

犯罪奴隷

よくあるファンタジー小説物だとよくある設定が奴隷には人権がない所有者の物というパターンが多いがこの世界では世間一般的に奴隷がそこら中にありふれている。

労働奴隷は店の店員として売られたりする。戦闘奴隷は冒険者の仲間となり一緒に魔物を狩ったりする。性奴隷は花街に売られ娼婦となる。犯罪奴隷はその名の通り罪を犯した奴隷の事だが大抵は鉱山の発掘工事に使われている。

そして、奴隷は最低でも1人成人男性15歳以上女性が12歳以上と細かく決められている。そして世界で取り決められている制度での表では亜人、獣人、人間の違法な奴隷と認められた場合は即刻に解放し判決を下すと書かれているがただ単に解放しただけで未だに獣人、亜人の奴隷に対する差別が激しくなっているのが現状である。



「ああ、今日この商会の下にある地下オークションが夜開かれる。何で知ってんだ?」


「只の勘だ。あと、こっちの方を向け」


「何だよ、まだあんのか……えっ!」

男は目を疑った目の前に居るはずの男が消え、目の前に絶世の美女が現れ男が何処に行ったよりも女に見とれていた。

勿論、目の前に居る女は『色欲』を使用した女体化Ver近藤豪である。


「あら?どうしたの早く連れて行くんじゃないの?」


「えっと、お前さっきの男だよな?」


「その通りですよ。早く行きましょう?」


「ああ、分かった。行くぞ」


「その前にちょっと私の事をちょっと殴って思いっきり私の頬に傷を付けて拳でビンタでも良いけど?」

さてどう出てくるかな


男は戸惑っていた何なんだこの女いや男はか?いや!今はそんなのどうでも良い!こいつは俺に顔を殴れと言ってきたんだ。だったら正直にてめぇのキレイな顔を殴ってやるよ!!


男は混乱する頭の中考えをまとめ結論に至り行動を移した


バン

「さっきからうるさいぞ!扉の前で何を叫んでいやがる!」


「兄貴、こっこれは……」


「嫌だ、私奴隷になりたくない!」

俺は逃げるフリをする。


「あぁ、そういう事かこの女を今夜のオークションに出すんだな?」


「そっ、そうなんですよ兄貴!この女、妙に力が有って捕まえるのが大変だったんすよ!しかもこいつ処女みたい何で高く売れる筈ですよ!」


「そうか、それにしてもお前と一緒に居たはずの2人は何処だ?」


「あっ、そっそれは2人に端金をやって表で遊んでますよ」


「ふっそうか、さ処女か。それにこんな綺麗な女だ。確かに高く売れる筈だな。今日は貴族をメインにしたオークションだ。お前等3人にはこの女の売値のそうだな2割をくれてやる」


「あっありがとうございます。兄貴!」


さて、さっき此処まで移動した時にステータスを確認して仕掛けた能力スキル


『魅了されし奴隷』

『色欲』応用能力スキル

『色欲』の中の2つのスキルの『性好吸精』と『魅了』を同時発動したらあら不思議新しく能力スキルが出来上がりました。(拍手)

能力スキルは簡単。相手に何かをすれば良いだけそしてここからが大事。相手に心の隙を生み出されれば自動的に発動すれば相手を心(精神)から縛る奴隷の完成という訳だ。

しかもこの能力スキル自覚症状が全くないという事が一番良いところで目の前の後ろ姿を向けている男に命令したことは「取り敢えず扉の前に着いたら騒ぐように話せ。そして自分の仲間が扉から出てきたらそいつがしてくる質問には的確に戸惑いながらあ喋れ。それから数分後に誰も居ないところで自害しろ」と命令した。


これで豪が牢屋入れられている解説は終わり。オークションが始まる。



『皆さん方、今回長らくお待たせ致しました。ハルバード商会が開催するオークションを始めて頂きます!』


司会者らしき声が牢屋までに響き周りに居る者達がより一層絶望の顔色に変わり始めた。




ハァー全く付いてないな俺は何でこんな面倒な事を俺が隊長を勤める『王国治安部隊第5騎士団』がやらなくてはいけないんだ。周りからは通称『問題児騎士団』と言われているのに何でこんな重要な役目を任されているのが謎だ。

「ねぇ、貴方?私あれが欲しいわ」


「全く、今はとても重要な任務だということを忘れるな。リゼ副隊長」


「分かってますよ隊長。今回の任務も私達を殺すために仕掛けた任務みたいな物ですしもう慣れちゃいました」


王国治安部隊第5騎士団は王国の闇を罰する為に作られた騎士団であり余程の事がない限り動かない為に周りからは給料泥棒と言われ非難されているがこの隊を勤めるゲルト・ゴート。彼はゴート家の三男として生まれ上には王宮騎士団で勤める双子の兄達と公爵家の次期当主に嫁いだ長女がおり両親からは期待を込めて育てた三男が殆ど役に立たない子供だったので余り愛を受けずに育っててきた。ゲルトは王国治安部隊騎士団に逃げるように入ったがそこでも邪魔者扱いをされいつの間にか王国治安部隊第5騎士団に移動されて周りの推薦から隊長を勤める事になったが彼は第5騎士団を自由に指揮することが出来たのである。第5騎士団は国が所属する騎士団からの問題児ばかりを集めた扱いが難しい機械のような者達である。

ゲルトが唯一得意なのが書類の見極めを見ることが出来たのである。通常第5騎士団は上司(大臣)からの命令が来て動く事が出来るが彼は城に流れる情報を一つにまとめ微妙な誤差を感じたら自ら動く簡単に言うならば名探偵の頭脳を保有していると言えばいい。

貴族からしたらそんな危険人物を即刻破棄したいが闇を葬る仕事自体が第5騎士団なので対処出来ることは闇の情報を流し事故死させるのが貴族達が思いついた事は目には目を歯には歯を闇には闇をという考えだったがゲルト自体はそこまで強くないが周りに居る隊員が異常な程強いので現状が続くのが限界である。


『さーて、皆様!皆様方がお待ちかねの奴隷オークションを始めさせて頂きます!』


第5騎士団達が顔色を先程までの気の抜けた顔が嘘のように凛とした顔に変わる。だがそれは一瞬で周りの貴族達のように物を見定める仮面を被る。


『エントリーNo.1、黒髪の美女の登場だ!世にも珍しい黒髪黒眼を持つ女で我がハルバード商会の部下達がつい先程捉えて来まして処女であります。さぁジャッジを始めましょう!金貨8枚から』


ゲルトの前に壇上に現れた女を見た瞬間確かに道で見かけたら足を止めて見取れているがそれと同時に恐怖を感じたあの女から猛者いや恐者の雰囲気が漂っている。見定める筈の客が逆に見定められている。あの女は何だと恐怖を感じた。


壇上に立ちながら悠然と周りの客を見ながら豪は。


「金蔓共ゲーット」


小さく呟いた


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