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牢屋からスタート?

目が覚めたら草むらの上で寝そべっているというのはベタだなーと思うが牢屋からスタートってどうよ?酷くないかあの野郎(神)


とりあえず現状を確認するか。えーと、両腕が手錠を嵌められ背中で交差されて拘束してあるな。地味に痛いです。片足には馬鹿デカい鉄球が合って重そうだが何か軽く感じるな。試しに膝を曲げるように上げたら殆ど重さを感じないな。


コツコツコツ


誰かが近づいてたな。誰だろうな?俺をこんな状態で放置するとは良い度胸しているな。頭でそう考えていたら目の前に来たな。どういう奴かねーと顔を上げたら。


「牢屋はどうかしら?近藤豪?」


あらま、ビックリ!生徒会長様ではないか!?(棒)それにしても肩が痛いぜ。早くこれを外してくれないかね?


「口枷だけ外して下さい。」

「わかりました。『勇者』様」


周りにいた騎士が会長様の指示に従い牢屋の中に入り俺の口を自由にしてくれた。


「これで口が自由になったわね。何か喋ったらどう?」

「俺、何でこの状況?」

「まあ、正論な考えね。簡単に教えてあげる、貴方が危険だからよ」

「それは俺に対する恨みかそれとも他にあるのかな?」

「こちらに来て貴方よりはここの世界では何倍も先輩よ。私のスキルに千里眼というスキルが合ってそれを使わせて貰ったけど貴方どこから出て来たと思う?」

「それは簡単だ。空から落ちたという感じのオチだろ?」

「正解よ。貴方はこの国の隣の小国に落下した。でも、ただ落ちただけではないわ」

「?ただ落ちたんじゃなきゃなんだってんだよ」

「その小国は貴方が落ちた直後に消滅したのよ。貴方、何で無事なのよ?」


ふーん、それは本当のようだな。俺の知る会長様はつまらん冗談は付かないからな。そして、痛いほど視線を付ける周りの騎士達がまるで蔑んだ目で見ているからな、納得だわ。


「会長さん、俺が危険なのは分かったからこの拘束具を外してくれんか?」

「それは残念ながら無理ね。それは私達の世界で言う指紋認識暗証みたいな物な似ていて特定の魔力でしか反応しないのよ」


それはそれは無駄にハイクオリティーだな。ファンタジー舐めていたわ。だったらやることは一つ。


「ふん!!」

バキ!!


「なっ!?オリハルコン製の手錠と鎖だぞ!?」

「おいおい、ファンタジー鉱石で作ってあったのかよ。これ、まぁいいか。とりあえずステータスをオープン」


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


名前:近藤豪

年齢:18

種族:人間

職業:大罪を背負う者

LV.140


HP:500000000

MP:8500000


攻撃力:600000000

防御力:230000000

俊敏力:80000000

知力:5000000

運:100


スキル

憤怒・傲慢・強欲・嫉妬・暴食・怠惰・色欲・言語理解・鑑定



称号

大罪を抱えし者・国を滅ぼせし者・神の策略に嵌められた者


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



さて、自分のステータスの異常な数値よりも驚いているのは『神の策略に嵌められた者』は何だ?まるで俺がこうなるみたいに仕組まれたみたいだな。

そう考えたらイラついて来たな、あの神の顔面に拳骨をぶち込みてー。


「落ち着いたかしら?行くわよ」

「それは何処ですかな?勇者様?」

「貴方、分かって言ってるわよね?」

「その通り」

「そんなことは良いわ。着いてきなさい、この国の王が貴方と会いたがってるわよ」


予想通りだな。つまらんだが今は正直について行くかな。

そして、移動して約十数分、バカみたいに金をかけてある扉の前にいる。

「ここから、先は王の間よ。無礼の無いように頼むわ」

ギィィィという擬音を放ちながら開く扉。ここでスキルの実験をしてみるか。


真っ赤な絨毯を進み、玉座らしき物があり。自分から見て左に座っているワイルドな男が国王で右に座っている二十代後半にしか見えない女性が王妃だな。

玉座の数m手前で会長が跪き

「国滅の犯罪者を連れて来ました」

「よく、連れて来てくれた。勇者マリよ。それにしても国滅の犯罪者がそのような女だとわな」


「!?王よ、恐れ多きながら今何て仰いましたか?」

「国滅の犯罪者が『女』とはと驚いたと言ったんだが?」


会長様は俺がいる方向を振り向いた。


「何ですか貴女は!?私は近藤豪を連れてきたんですよ!?」




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