売買契約
機関車に飛び込んできた
太田にカモメはペナルティを課します
『てめぇ!!嘗めたマネをしやがって』
ベンチシートに座り
太田を嘲る様にニヤニヤと笑いかけるカモメに
詰め寄ろうとするが
それを制する様に
『太田さん!貴方自分がやろうとしたことに対して
反省してないのですか?』
太田がカモメに詰め寄ろうとした時
中村と塚本が間に割って入った。
『中村さん…塚本さん…
構いませんよ。
そうそう…
太田さん貴方…この世界に飛ばされて来てから
一口も水分を補給してませんよね?
そろそろ限界でしょう?
況してや貴方塩水を飲みましたね?
人間…水があれば五日は耐えられます。
塩があれば25日は何とか耐えられます。
五倍の法則と言います。
物は相談ですが
貴方…ちょくちょくテレビで金で買えない物は無い!愛さえも手に入れる事が出来る。
なんて事をコメントしてましたが?
貴方この…500ミリリットルのペットボトル水に
幾らの値段を着けますか?』
『あんた!まだ水を隠し持ってたのか?
その水の元値は100円か150円くらいだろ?』
『貴方…物流の仕組みを御存じでは無いのですか?
只今このペットボトルは金より価値が高いのです。
よって…このペットボトルは非常に高騰してます。
貴方にはペナルティの意味も込めて
一億円で如何です?』
『バカな!!幾らなんでも
一億は高いだろ!!』
『おや!?お買い求めでない?
仕方ありませんねぇ
それじゃあ皆さんで一口づつ飲んで下さい。
皆さんには私の奢りです。』
とペットボトルの口を開け竹野友子に渡した。
『子供と女性が優先です。太田さん貴方は一番最後です。
一滴でも残っていれば良いのですけど?』
『一億出せばその水を売ってくれるのだな?
今は持ち合わせが無い
元の世界に戻ったら払おう』
『それでは
この… 売買契約書にサインを』
それを引ったくる様に受け取り太田はサインをした。
次回もお楽しみに




