這い寄る蠱惑の混沌 2
「――――私のお部屋へようこそ~♪ 会いたかったよー、ドロちゃん♡」
推定:邪神様に転送された先は、シックな感じの貴族のお嬢様~なお部屋でした。そしてその部屋のソファーに座っていたのは、えっちな格好のお姉さん(直球)でした。
胸元を開いたライダースーツのような服が抜群のスタイルをこれでもかと強調しており、巨乳好きの私には大変嬉しい限りでございます。仮面を被ってるからお顔は見えないものの、ドロータスちゃんの美人センサーがビッコンビッコン反応してるから美人で確定(謎センサー)(高感度センサーやぞ)髪の長さがおしりくらいまであるんだけど、色がヒューマッド系と似たような配色なんだよね。邪神様は混沌属性ってコト? まぁ私の武器名も混沌邪神の泥だしね。さもありなん。
「お初にお目にかかります、邪神様。武器の件に関しましては、格別のご厚意を賜りまして、誠に感謝の念に堪えず……」
「えー、ちょっと他人行儀すぎない? それじゃ文官のやり取りみたいでしょ。もっとフレンドリーに『ホテプお姉ちゃん♡』とか呼んでもいいんだよ? ふふっ、ドロちゃんだけのぉ……と・く・べ・つ♡ だからね♪」
ア゛ッッ!!! 一瞬仮面をお外しになられて素顔のウィンク!! いただきましたッ!! やばやばやば顔面最高神の不意打ちサービスはバチクソ正気度に効く……!! このままじゃ押野さんになっちゃう……! AWAO広報部に就職しちゃう……! クッ……! 鎮まれ、鎮まれ、私のキス欲……ッ!
……ふぅ~、危なかったがなんとか持ち直したぜ……。だってしょうがないじゃん。お隣に住んでるお茶目なお姉さん系フェミニン美女に爆レスもらって、チューしたくならないやついる? いねえよなぁ!!?
おっと、いけないいけない。情緒暴れさせてないでちゃんとお話しせねば。おほん。
「あの、ホテプ様」
「ホテプお姉ちゃん」
「ホ、ホテプお姉ちゃん……?」
「なにかなー?」
……こいつぁ強敵だぜ。清泉蓮月は防御性能がカスのため、受け側に回ると滅法弱いという事実が最近になって判明しましたからね。つまりもうホテプお姉ちゃん相手には勝ち目がありません。ヘソ天。まぁ合法的にお姉ちゃんが出来たんだから問題ないね!
「えーっと、お話があるというのは……」
「ああ、そうそう! ドロちゃんが厄泥のことで悩んでるみたいだったからね、ちょっとだけ手伝ってあげよっかな~って。私が源流を複製して自分の権能の一部に組み込んじゃえば、混沌邪神の泥として別物になるからね。それをドロちゃんの国の泥沼で湧かせれば、あら不思議! 新しい源流の出来上がりというわけ」
やはり邪神様は格が違った。お力がとんでもなさすぎてちょっと何言ってるか全然分かんないです。混沌の源流って、恐らくこの世界的には相当重要な存在のはずなんですが、それは……。……私は困らないからいっか!
でも、ホテプお姉ちゃんにここまで面倒見てもらえる理由が思いつかないんだよね。私なんかしたっけ? もしくは何かやらせたい事があるとか?
「うーん、特に見返りとか欲しいわけじゃないんだけどね? 世界が動くとこ観るのが趣味だからさ~、面白いことしてくれそうな子には、ついちょっかい掛けちゃうんだよね~。今のイチオシがドロちゃんなの。期待してるよ~♪」
……私、喋ってないよね?? 思考が読めるのか……? まずい……! 何がまずい? 言ってみろ。そりゃさっきから格好がえっちとかチューしたいとか不敬なことしか考えてないんだからまずいに決まってんじゃろがい……!!
というか、ナチュラルに思考読まれてんのヤバくない? VRマシンが読み取ってる脳波だか電気信号だかを拾える権限をお持ちってこと? AIの序列があるとしたら最上位クラスでは……。うん、まぁ……心強いスポンサーが付いたと思ってスルーしとくか!
「ありがとうございます、ホテプお姉ちゃん。これで心置きなく泥達を養っていけます」
「うんうん、どういたしまして。あ、そ・れ・とぉ……ん――♡」
チュッ……♡
「んぅ……っ!?!?♡ ふえっ!? チュ、チュー!? ほ、ホントにチューしちゃっ……!!??」
『【特性:混沌邪神の加護】を獲得』
『【称号:混沌邪神のお気に入り】を獲得』
「ほあ……加護……!?」
「ふふっ♪ そろそろ干渉時間が終わっちゃうから、続きはまた今度――ね♡」
「あ、はい……え……!?」
つ、つ、続き……??? #とは
「それじゃあドロちゃん。これからあちこちいっぱい掻き回して、私を楽しませてね? さーん……♡ にーい……♡」
「あ! ホテプお姉ちゃん、あの、ありがとうございました!」
「いーち……♡ あ、そうそう。ドロちゃんの国の教会は、私を信仰してくれると嬉しいな~? チラッチラッ」
は??? おねだり顔かわいすぎんk――
「ぜろ……ぜろ……ぜろ――♡」
邪神様のお姿はギルティ○アストライブのジャッ○・オーみたいなイメージです。




