傷がある、達成感は…いや無い
依頼人が黒板で見せた猫のリンと犬のキィと兎のミウがそこにいた
……カワイイ、現世にいた猫と犬と兎とフォルムは少し違えど可愛く見えてしまう
ネコの1つ目も、瞳が大きくてちょっと幼さを感じて来るのが可愛いし
犬の耳が結構クルクルと猫のような駆動をしていて、触れたくなるような可愛さだし
うさぎの長い足も、前足を掴んで握手したくなるような可愛らしさがあった
撫でまわしたいとか吸いたいとか思ったけど、この子たちは人のペット
その気持ちを抑えることにする
……普通に撫でるぐらいは、いいよな?
「か……かわいい」
「分かる、でも依頼だから戯れられないな」
「うん………………異世界の動物たちも…………………召喚できるようにしたい」
「ああ、応援する」
ペットの可愛さに2人とも夢中だったけど、今は依頼中だ
見つけたペットたちを連れて帰らないといけない
とりあえずはこの狭い所から出さないと
「とりあえずは餌かな?」
罠に誘う感じに穴の方に点々と餌を等間隔で置いてみたが、警戒しているのか動きが無い
と言うよりも猫のリンは2匹の前に出て、庇っているように見える
「こっ………………これとかダメかな?」
蜜巳さんはインとヨウに嗅がせたタオルをちょっと置いてみたいしたけど、それも警戒している様子で動かない
「うーーん、でも下手に動いて逃げたらまた探すのが手間になるし、いったいどうしたら?」
「依頼人を…………呼ぶとかは?」
「それもアリではあるが…」
そう思って空を見てみたけど、気が付いたら夕方になっている
……今見て思ったけど、最終目的である魔王城が視界に入った
相当高いのかデカいのか、太陽や月のように世界のどこにいても見えるんだな…
いやそれよりも、今は夕方
「ギルドの方で言っていたけど、夜になるとペットたちが帰って入れ違いになりそうだし、それに依頼人自身に動いてもらうのは、なんか申し訳ない気持ちになってしまう」
「少し…………年を………重ねていましたし」
「しょうがない、蜜巳さんちょっといいか?」
「どうしたの…………?
私にできること……………して欲しいのある?」
「俺がちょっと、ペットたちの気を引くからゆっくりと近寄って捕まえてもらっていいか?」
「いいけど…………なにするの?」
「まあ、異世界ではどうなるか分からないけど
動物って急に予想しない動きをすると驚いて固まると聞いた事がある
それに大きな声とかをすると注目するとかあるから…」
「………………無理はしないね」
俺は一歩踏み出した、3匹とも、特に猫のリンは俺を注目している
戦闘以外で久しぶりにアレをやってみるか
「…………ククク、我が玩具たちよ
我が名は『アルティマ・ザン・ガーゴイル』!」
そう、ロールプレイだ
…横目で蜜巳さんが「え?ここで?」みたいな表情をしながら回り込んでいた気がしたけど気のせいにしておこう
「愛でてあげようでないか、全てをな!
さあそのおみ足を差し出してみてっ」
「ふぎゃーーーーーーーーーーー!!!」
「え?」
その瞬間、世界がスローモーションに見えた
いや、ふつうこういった時って自分が死ぬ時とか、大事な人が死ぬ時とかアニメでのみ見たことあったけど、今は別にそういった事ではない
キィとミウの前に立っていたリンが威嚇をするような声を出しながら
俺の顔面に飛んできた、1つしかない大きな目をこちらにしっかりと捉えながら
そして
ズシャシャシャシャ!!
「うぎゃあああああああああああ!!いでででででででえええええええ!!!!!!」
「せっ………千斗さん!!」
猛烈に何回も引っかかれた
ネコって、追いつめられた時って1回引っ搔いて逃げるって印象があったけど、ギャグマンガのように顔面に張り付かれて何発も引っかかれるってことがあるなんて
顔中に傷だらけになって血が出ていて
痛みは強いはずなのにギャグのように思ってしまう
いや結局痛てえよ!!正直この世界に来た中で一番傷を受けた気がするよ!
だけども、ただ単ににやられている訳にはいかない
「ここごごごごご、このぉ!!」
暴力はしない、でも今回の依頼はペットたちを捕まえて依頼人に送る所だ
顔にしがみ付いているなら、そのまま顔面をハグするようにして捕まえた
暴れているけどそれも結構、逃げなければそれでいい
逃げないように、だけども壊さないようにしっかりと体を掴んで顔面から引きはがした
「ぷふぁあ!!!ぜぇ…………ぜぇ…………
随分とした胆力だな、貴様に主がいないなら我が配下にするつもりだったぞ」
「せ…………………」
「ああ、蜜巳さんすまない、結構ワンパクなんだなこの異世界の猫って」
「いや……あの、顔」
「え?顔?」
「ち……………血だらけ…ほっ…本当に大丈夫ですか!!」
「……そんなにやばい?」
「か……………鏡がこの場にあったら見せたいぐらい……………やばいです」
未だに顔面の引っかかれたところが非常に痛いけど、そんなに凄惨なのか俺の顔が?
って思って地面を見てみると
「うっうゎあ!?」
ペットたちがいるのに怖がらせてしまいそうな、声をだしてしまった
地面は凄惨な事件が起きたんじゃないかと思うほど、大量の血が飛び散っていた
これ………全部俺の血?出血多量なのかちょっとクラついてきた
「す、すまない!蜜巳さん!
ちょっと、回復薬使う!」
「使って!
………………見るからに痛そうだから!」
王都からの支援物資だけど、タスメさんの扱う馬車の中からいくつか頂いていた薬を1つ出した
…たしか、飲んでもかけても治るとは言っていたけど、患部に直接かかるようにするのがいいんだよな?
そう思って顔面にかけてみる
一瞬傷口にしみるような痛みはあったけど、即座にその痛みが引いて行った
貧血なクラつきも治ってきた
「ふぅ~スッキリした
心配かけさせてすまない蜜巳さん」
「あの……………大丈夫でしたか?千斗さん?
相当………引っかかれていた……………みたいでしたけど」
「……めっちゃくちゃ痛かった」
気が付いたら、蜜巳さんは借りたタオルを使ってキィとミウを巻いて抱いていた
そちらは結構大人しいみたいだ、今でもリンはちょっと暴れている
「捕まえましたが……………ここどうしましょう…………?」
「そ、そうだな…」
まだリンがちょっと暴れているけど、それよりもこの場所は動物達しか来ないとしても、誰もいない場所に血痕だけ残っている…場所がかわいそうだから綺麗にしなくてはいけない
「蜜巳さん、まずはキィとミウを外にいる2人に届けてきて
本当は3匹とも送りたいが……」
リンは、ちょっと疲れたのか落ち着いた?
ちょっと落ち着かせようと頭を撫でたけど、噛まれてしまった、いてて
「ほ…本当に…………大丈夫ですか?」
「いや、心配ない
ここから出た後は品子さんに回復してもらうから」
「う……………うん…気を付けてね」
そう言って蜜巳さんは這って出て行った
「さーって、ワンパクな君に何をしようか」
正直言うと、異世界のだとしてもこんなにも猫と戯れることはそんなにもなくて
痛い目にあうのは嫌だけど、でも猫だとなんだか許してしまう
俺の2つの目とあって、少しリンは驚いている
「よーし、仕返しをしてあげようか?」
「……」
指を出して眼前に近づけると、のんきに指の匂いをクンクンと嗅いでいた
フフフ、今の状況を分かっていないようだな
俺はゆっくりと仰向けに置いた後に、腹をくすぐり始めた
飼ってないけど、子猫の内はこれがくすぐったいんだっけかな?
「うみゅ~」
え?なんか?落ち着いてきたのか?なんだかウットリしてきた?
こんなすぐに懐くもんだっけ?猫って?異世界だから?いやいや何でもかんでも異世界と片づけないほうがいいか、人懐っこいとは聞いたけどここまでとは…個体差か?
「よいしょ……………千斗さん……………戻りま……あれ?」
「ああ、お帰り蜜巳さん」
「ど………どうしたんですか?
そんなにも………懐いちゃって?」
「撫でたら、行けた
人懐っこいって言っているけど、ここまでなのは正直俺も驚いた」
「なんだか………落ち着いているみたいだし………………
大丈夫そうですね」
そう言って蜜巳さんは少し警戒しながら撫でると、それもまた甘えるようになった
抱き上げると大人しい
「ああ、大丈夫そうだな
ちょっと一旦連れて行っていいか?」
「うん…………しーちゃんとタスメさんにまた預けて来るけど……………………千斗さんはここの掃除ですか?」
「ああ、水魔法で何とかできないか試してみるよ」
「はい…………時間がかかるようでしたら……………また来ます」
そういってリンを抱えたま、這って行った
さて、ここの掃除をしないと
「スプレッド」
そういって、手元から水を出す
俺の血だけど、出たばっかりなのか結構簡単に落ちていく
都合のいいことに近くには排水溝があるからそこから流していく
………なんとなく手であおって匂いを嗅いでみたけど、あの湖からした匂いがしている
やっぱり湖から水をひいているのが分かる
この街で信用を受けて、最終的には綺麗な湖を戻さないと
そのように思いながら、ここら辺一帯は綺麗になった
「ふっ…我ながら清潔なものだな」
そう言いながら、洗い落としが無いか、忘れ物が無いかを確認したのちにはいずって戻って行った
「あ!千斗だ!」
「おう、おかえり……ッス!?」
「ああ、ただいま
ペットは3匹とも無事か?」
「無事だけどっ!でも千斗大丈夫!?
みーちゃんから薬を飲んだって聞いたけど、血だらけだよ!」
あ、そうか、服についた血は水だけでは落ちない……と言うかしっかりと染みてしまって、多分宿とかにある石鹸とかじゃないと無理なレベルかもしれない
「………………千斗さんは………一生懸命頑張りました」
「蜜巳さん?なんで俺が死んだみたいな言い方しているの?
回復したから怪我は無いけど」
「でも千斗!痛かったでしょ!はい!回復!」
「傷は無…いやまあ、ありがとう
まあ……その、リンの容赦ないひっかきを顔面に食らってな
俺が下手な行動を取った結果だから気にしないで欲しい」
「そ、それならいいッスが……」
待機組の2人は納得したらしいけど
周囲の人達がこちらに気づき始めた、やばいな、服だけだとしても血まみれで街を歩くのは…いや、ちょっと様子が?
「アレ勇者じゃね?」「最近冒険者になったと聞いていたけど」「あのペットってあの人の?」「血まみれになるほど苦労したのか?」「頑張っている……この街にいるけど何も悪いことしてないし」「ギルドマスターとの戦闘で何もしなかったし」「応援したいけど、ちょっとまだ怖い」
「……なあ、3人とも」
「どうしたの?」「どうし………ましたか?」「どうしたッスか?」
「さっきまで、この血まみれの様子を見られたくないから速足で依頼者の所に行こうと提案しようとしたけど」
「けど?」
「…なんか同情されていてくすぐったい、どちらにしても依頼者の所に急がないか?」
「いこう!」「夕方……ですし………」「じゃあ、急ぐッスよ?あれなら背負うッスか?」
「いや、そこまでは大丈夫だ
怪我は回復して無くなったから」
けが人を装うのはさすがにしたくない、3人はそれぞれペットを抱えつつ
俺ははその後をついて行った
道中はやっぱり俺が血だらけだったから、変に注目を浴びてしまったのが本当に恥ずかしかった
恐れとかじゃなかったけど、本当に同情みたいな声が聞こえて本当に恥ずかしかった!
大事な事だから2回言う!
そう思いながら依頼者の元へ向かって行った
……
……
依頼者の家の前、3人がそれぞれペットを抱えているので
俺が代わりに扉をノックする
あの最初の時のようになることを想定して、一歩下がると中からドタドタと音が聞こえてきて
「あたしのリンちゃん!キィちゃん!ミウちゃん!
どこ行ったの!?」
依頼を受けた時と同じように扉を開けて来た
2度目を見ても勢いがいい、元気な証拠だと思う
「ああ!見つけてくださったのね!!ありがとう!」
俺たちは何かを言う前に、3人の腕に抱えられていた動物たちをみて「おいで」と言わんばかりに両手を広げる
後ろを見れば、腕に抱えられているペットたちが離して欲しそうに少し暴れて動き
3人が手を離せば3匹とも飼い主の所へ近寄って行った
……見た感じきちんとペット自身に飼い主への信頼関係があるようだな
一方的な溺愛ではなさそうでよかった
借りた物を返していると、依頼人は俺の血まみれの服に気が付いたらしい
「ああ!それにしても、そんなにも大きなケガをして!?
大丈夫ですか勇者さん!?」
「いえ、もう治療したので大丈夫です
ペットのリンちゃんはワンパクで
ちょっと遊んだだけで楽しかったですよ」
「そうなのね!?遊んでいただきありがとー!」
「では、依頼達成ッスからちょっと
依頼料とかの手続きをするッス」
「いいよ!本当に助かったから金貨…………」
「金貨!?ッスか!?
そこまで払わなくていいッスし、書いてある依頼料よりも高すぎるッスよ!」
取引についてはタスメさんに任せておこう…流石に金貨は本当に高すぎて申し訳なさの方が勝る
そう思っていると品子さんと蜜巳さんが相談している?
受付嬢と話していたペットと飼い主の関係についているのかな?
「…………」
「ねえ、みーちゃん?
リんちゃんもキィちゃんもミウちゃんも、飼い主の事が大好きに見える?」
「うーん………大丈夫そうだけど…………………あのペットのいた場所を教えるのが…………いいと思うよ?」
「そうだね!
でも、場所ってどこだっけ?」
「私は………道を覚えているよ…………地図があれば教えられるんだけど……………」
と話していると、タスメたんはお金を受け取った
何とか取引したらしい
「ぜぇ……本来の1.5倍になってしまったッスけど100倍に比べたら落ち着いたッス」
「そんなに多かったのか!?お疲れ様だ…これからもお金の扱いは任せるよ」
「ああ、分かったッス」
「ねえ!依頼人さん!」
「ん?どうしたの?」
依頼人の方はペットたちにご飯を上げながら話を聞く
「地図ってありますか!?」
「地図?いいけどどうしたの?」
そう言って、奥から地図を取り出した
黒板にヒューラルの地図が書かれているもので、何か重要そうな複数個所に〇が付いて……ギルドとペット用の店の場所って大きく書かれている
「えっと、みーちゃんどこ?」
「ここをこう行って………ここです」
「ありがとう!
あのね?ペットたちはここにいたの」
「そうなの!?」
「あの…………ペットたちはここで遊んでいるみたいなの…………………おさんぽとかってしていますか?」
「朝とかにしているけど………昼や夕方は散歩したくてもいつもいなくなっちゃってて……」
「ペットたちは仲良しなのは分かったよ!
もしかすると、かくれんぼして遊びたいんじゃないのかな!?」
「かくれんぼ?そうなの?」
「探してあげたら…………………動物たちも喜ぶかもしれません………………明日もまたいなくなったら………………ギルドに行く前に…………ここに行ってみてください」
「うん………うん!ありがとう勇者の方々!本当に助かりました!」
そう言いながら……依頼が完了して、その場から去っていく
初めての依頼は傷は負ったとしても、小説にあるようなレイドボスなどの変なアクシデントが無くて本当に良かった、そう思って満足感を感じていたけど…
なんだか、品子さんと蜜巳さんは微妙な顔をしている?
「本当は……ちょっと違うかも……………」
「ん?どうしたの蜜巳さん?」
「……いや…………ああ言って………アドバイスを言ったのですが……………」
「そうだよね?ちょっと違ったかもね?」
「え?え?どういう事っすか?」
「千斗?仮に聞きたいけど、彼女の玲香とは仲良しなんだよね?」
「え?急にどうした?そうだけど?」
「でも、ずっと一緒とかじゃないよね?」
「ずっと?それは学校以外とかはそれぞれの家で過ごしているとか…そういう話?」
たまにお家デートとか外でデートとかもするけど、24時間ずっと一緒ではないな?
「うん!」
「ああ、そういう意味ではずっとではないな?」
「その関係だったら……長続きしそうでいいですね
………ペットたちは確かに…………飼い主たちの事が好きなのは分かりましたが…………
でも、ペットたちにとっても………………時々離れたくなるかもしれない…………って思います……………なので……他の冒険者の人達が放置するのも分かります……………」
あー、確かにしつこい恋愛って相思相愛でも実は脆い…って恋愛作品でもリアルな恋愛話でも聞いたことある
常にゼロ距離ではなく、丁度いい距離感
玲香とはそうして一生を添い遂げたいと思うし
あの依頼人は結構ペットの事は大切にしているし、ペット達にとっても飼い主の事が大好きなんだろう、でも一方的では無いにしても、ペットにとっては時々離れたく時もあるんだろう
そうして脱走してあの場所で遊んでいるのかもな
そう思いながら時間帯が夜になってギルドにだどり着いて、受付嬢に報告
夕方に混んででいたらしく、今は夜だから人はあまりいない
遅くなったことを謝りながら報告をしたけど普通に「お疲れ様です」と言われた
「大丈夫でしたか?ソラアミセントさん?血まみれになっていて?」
「いえ、もう回復したので大丈夫です」
手数料の事についてはタスメさんにお願いしたので
簡単に話は終わった
……書いてあった依頼料の1.5倍の金額を依頼人から払われたらしいから、そのことでちょっとワタワタしていたけど
また明日に行くことを伝えて、ギルドの近くの宿に一泊だけ泊まって
服の血も落として次の日に
宿に感謝を告げて次の依頼をしにギルドへ向かった
街の中に危険はないのでこの日は鎧を宿に預けて、軽い服装をしていた
この調子だったら普通にほかの依頼も行けるかもしれない
「ねぇねぇ!昨日は4人で頑張ったけど
今日から手分けしてもいいかな?」
「私は………しーちゃんと一緒なら……………大丈夫です
場所は…………地図があればある程度行けると思いますし」
「そうッスね、勇者ソラアミセントもそれでもいいッスか?」
「俺は、1人でも男女で分かれてもどちらでもいいぞ
1人で調べるのもタスメさんに聞くのもいいと思っているし」
「俺もどちらでもいいッス、昨日依頼一覧を見たッスけど
畜産の手伝いとか、馬の世話をしているッスから応用できると思うッス」
「分かった!じゃあ依頼書を見て決めようよ!」
「賛成……」
「賛成ッス」
「賛成」
今後について、決めながらギルドに向かっていると……ん?
「なあ?なんか聞こえないか?」
「え?
………耳を澄ますと何か聞こえますね………?」
「なんだろ?」
「ちょっと、気になるッス」
そう思って、その場所に行こうとしたが………行かずとも、すぐに状況が分かるような声が聞こえた
「あたしのリンちゃん!キィちゃん!ミウちゃん!
そこにいたのねぇ!!!」
「……」「……」「……」「……」
「まあいっか」
それが、飼い主にとって多分幸せな事だろう
あの3匹の遊び場に言った依頼人が頭とかツッコんで喜んでいるかもしれないし
3匹の遊ぶ場所が変わって、また依頼をして…そのようなことが繰り返す、そんな日常なんだろうな
すぐにきびすを返し、俺達はギルドへ向かって行った




