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プロローグ〜1〜

プロローグ


何がいけなかったのか。

否。

『何が』ではない。

『全て』がいけなかったのだ。

最初から、全てが間違っていたのだ。


だが、気づくには遅すぎた。


つい先ほどまで、王室楽団が奏でる華やかな音楽が流れる中、着飾った貴族たちが皆それぞれ談笑を楽しんでいた。

ディアマンテ王国国王が現れるまでは。

国王の入場に、会場内の皆が深々とお辞儀をする。

口々に新国王への賛辞を述べる中、ディアマンテ国王はを気にも止めることなく一人の令嬢の元へ向かう。

白手袋に包まれた右手が腰の剣を引き抜く。

シャンデリアに煌びやかに照らされた剣先が、マリアルーチェの白い喉元に微かに触れると、身に纏う深紅のドレスと同じ色の鮮血が流れ落ちた。

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