友達ができかける物語
やっと少し話が明るくなりました
ここは夢度高校。
全国でも有数の才能持ちの能力が高い所だ。周りの話を聞いてるだけでも凄い才能がゴロゴロいる。どんな金属でも自由に操り一瞬で加工できる才能etc自分の体を兵器に変えることで、圧倒的な戦闘力を手に入れれる才能、挙句の果てには異世界から自由に獣を召喚する才能なんてのもあったりする。そんなふうに教室をぼんやり眺めていると、1人の男が俺に話しかけてきた。
「なぁなぁ、お前なんていう名前?」
「僕は北野 蒙。そっちは?」
「俺は千条 真申だ。才能はどんなものでも一瞬で切れる才能!しかも威力も場所も自由に決めれるからわりかし便利な才能なんだ!所でそっちの才能はいったいどんなんなんだ?」
「物を自由に動かせる才能だよ。」
「そいつはすげぇな!羨ましいぜ!さぞかし学校からは優遇されてるんだろ。」
「まぁな。じゃあ僕ちょっと先生に呼ばれてるから行ってくる。」
「おぉ!そうか!じゃあな優等生さんよ!」
それを片耳に挟みながら僕は外に出た。才能の話をするのは好きじゃない。物を自由に動かせる才能…聞こえはいいが僕が実際持ち上げれる物の重さはせいぜい4kg。これでも大分特訓してこれなのだ。昔は1kg持ち上げれるかどうかすら怪しかったものだ。
(別にアイツに悪意がないのは分かるし、実際仲良くしていきたいとは思ってはいるんだが…)
そんなことを思いながら僕は一定時間たった後再び教室に戻った。