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僕が君と見た夢  作者: 竜泉塚 神楽
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一日目

ある日の夕方

学校からの帰り道。いつも同じ道を通っているはずなのに見たこともない道を見つけた。僕は好奇心を刺激され、頼まれていたお使いも忘れて小道を進んだ。紅葉の木の並ぶ道を歩き続けると街が見張らせる場所に出た。自分の周りを見渡すとブランコと滑り台しかなく人もブランコに座っている少女しかいなかった。僕は驚いた。まだこんなところがあるとは思わなかったからだ。僕は思わず

「わぁ」

と声を出していた。するとブランコに座っていた少女が驚いた様子で立ち上がった。そして僕から逃げるかのように去っていった。

ブランコの上には少女が落としたのか学生証と写真が落ちていた。僕の聞いたことのない学校名の学生手帳だった。名前は三谷夕香となっていた。手帳には見るからに活発そうな幼稚園児くらいの女の子とその父親であろう男の写真か入っていた。学生手帳に入れるからにはとても大切にしていたのだろう。

「明日また来て渡そう」

僕は誰に言うのでもなく呟いた。

驚かせたみたいだし明日謝ろうとそう決意して。

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