40、伸
やべぇ。
これは、完全に・・・クセになると思った。
確かに、1回目シャンプーを髪につけた時は全然泡がたたねぇほど綾乃の髪は汚れていて、ゲンナリしたけどもよ。
まあ、2回目はそこそこ泡が立って、しっかり洗って。
で、やっぱもう1回洗っとこうと思って、シャンプーをつけた時。
下から俺を見上げる綾乃の視線とぶつかった、。
ああっ、もうっ。
猫みてぇに、気持ちよさそうな顔しやがって。
滅茶苦茶可愛いじゃねぇかッ。
んで・・・その可愛い顔の下には・・・これまた、かわいいバストトップが・・・。
「!!!」
ぬおぉぉぉ・・・・。
これ、たまんねぇなぁ・・・。
仕方がねぇから、湯船に入る前に1回ヤッとくか・・・。
手早く3回目のシャンプーをすすいでやって、コンディショナーをつけてまた濯ぐ。
ショートカットだから、手間がかかんねぇし。
と、思ったが。
さすがに真冬でそのままヤる勇気もねぇから、とりあえず湯につかった。
「ふふっ。丈治のシャンプー気持ちよかったですぅ。また、洗ってほしいですぅ。」
湯船につかると、そういいながら上機嫌で綾乃が俺にくっついてきた。
これ、綾乃・・・俺は誘ってるとみなすぞ?
俺はそう考え、笑う綾乃に微笑み返した。
「・・・丈治?」
「何だ?」
「何か・・・笑顔が、怖いです。」
通じるもんがあんのか、綾乃が顔を引きつらせながらそんな事を言った。
「そうか?」
俺は惚けたまま、綾乃を膝に抱き上げた。
「!!!」
綾乃の体が、俺の一部分を感じて硬直したが、俺は素知らぬふり。
ここまで、随分すっとぼけてくれたしなぁ?
俺は心の中でほくそ笑んだ。
「なあ。綾乃、お前知ってるか?」
「な、何をですか?」
ビビる綾乃。
って、今さらだろ?
「GIVE AND TAKE.」
そう言って、俺は一気に行動に移した。
だけど、調子こいたのは初めだけで、有馬の温泉はハンパなかった・・・。
有馬の赤い湯は、滅茶苦茶温まるっ。
つうことで、俺と綾乃は・・・。
ふたりしてのぼせ上がり。
まるで時間を置いた味噌煮込みうどんのように。
伸びた――




