表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
独白  作者: 潮崎レオル
7/12

褒められなくていいから

今まで、色々としてきたつもりだ。


保育園児のときは折り紙で、精密に鶴を折ったのを覚えている。

小学生の頃からは、伝記漫画や評論・意見文をよく読んでいる。

中学生になり美術部に入部、今でもよく人物の絵を描いている。


他人と意見がかぶるのが気に入らない。

狭い狭い世界しか、そこでは見えなくなってしまうから。

だから私は、辞書、図鑑、ゲーム、漫画などから、様々な情報を集めてきた。

自分で自分の意見を構成することができるように。


そう、それらは全て、自分の存在を証明するためのもの。


何にも埋もれずに、私という形を保つためにしてきたこと。


褒めてくれるな、相応のことはしていない。

認めてさえ、私の存在を認めてさえくれれば、それでいい。


量産される、思想、思考、外見、趣味、行動……

いつの間にか世間の『パターン』ができ、その全てが『テンプレート』と化す。

私は、それが嫌なのだ。

型に、押し込まれたくない。


だから私は、様々なことをし、自分だけの形を作り上げてきた。

とても歪で、複雑で、他には決してないだろう形を。


褒めてもらうためでなく、ただ、認めてもらいたいがために。


私という人間を褒め称える必要はない。

ただ、私という存在を、認めてさえくれればいい。

認めてさえいただければ、少しだけでも、私は、私でいられます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ