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独白  作者: 潮崎レオル
11/12

3年目に向けて

 いつの間にか、ここに来て2年の月日が流れようとしています。

 ……早くないですか?

 今日は、2018年の3月8日

 いつの間にか、3月になった。


 もうすぐ、僕はここに来て2年目の、3年目に向けた日を迎える。

 それは、数だけで言えば。事実だけで言えば、なんともめでたいことなのだろう。


 僕がここにたどり着かなかったら、果たして僕は生きていただろうか。

 そんなことを考えてみると。ネットの海を放浪していた僕が、小説家になろうという有人島に辿り着いたことは、とても良いことだったんだなと思う。

 作品投稿、同志との出会い、意見交換、交流……。ここで僕が他の人と行ったことすべては、結果的に今、こうして僕を生かしている。


 そういった面でも、着陸後三年完走ということは、とてもめでたいことなんだろう。


 ただ、この3月は、どうも毎年、気分が落ちる。

 原点回帰、という言葉がしっくり来る。闇に塗れたノスタルジックな気分が僕を包む。


 実は僕……、というか知っている人も居るだろうけれど、僕は最初の頃、ここに『遺書』を残すことを目的として、作品を制作していたんだ。


 【光と闇 白と黒】に始まる詩群は、すべて、僕が生きたという『証』だ。

 当初、僕自身とこの世界の間に感じていた『ギャップ』にどうすることもできなかった僕は。

 もしいつか居なくなったとしても、僕の記録がちゃんと残るように。『遺書』――というには些か醜く、そして美しいだろうか――を書き連ね始めた。


 詩は、いつしか僕が生きる糧となった。詩を書くことによって、僕はけっこう立ち直れた。

 だから、気分的に死を目の前にしてから3年くらい、往生際悪く僕は生きている。

 もちろん、まだ死ぬつもりはない。


 けれど、この時期になると、どうしても思い出してしまう。

 思い出さなくても、意味もなく自分を傷つけてしまう。

 だから僕は、3月が苦手だ。そのせいで、どうもめでたい気分になれない。


 まだ、完全に立ち直ったわけじゃあないんだろう。

 まだ僕は、詩を書かないと。こんなどうでもいいことを吐き出さないと、この時期の鬱々には、負けてしまいそうになる。


 だから僕は引き続き、この場所に世話になろうと思うよ。リハビリといったような意味合いでね。

 いつか、僕が本当の意味で立ち直れるまで。

 大切な人を、ちゃんと支えてあげられる日まで。


 もしかしたら、そうなった後も、まだ僕はここに居るかもしれないけれど。

 だって僕は、すべての人を言葉で癒やす、吟遊詩人になりたいから。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 今年も一年、頑張っていこうと思います。


 遺書から生きる糧へと変化した詩群はこちらです↓

 【詩集】心の隙間から https://ncode.syosetu.com/n4748dz/

 【200文字詩集】思いの丈のすべてを込めて https://ncode.syosetu.com/n5032dz/

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